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紀南Good

非スピリチュアルな私がスピリチュアルに行動してみたらどうなるか(4)

Update 2022年5月12日

♦非スピリチュアルな私がスピリチュアルに行動してみたらどうなるか(1)

♦非スピリチュアルな私がスピリチュアルに行動してみたらどうなるか(2)

♦非スピリチュアルな私がスピリチュアルに行動してみたらどうなるか(3)

♦非スピリチュアルな私がスピリチュアルに行動してみたらどうなるか(4)

※この記事は、スピリチュアル関連、神事、仏事などに、全くと言っていいほど知識のない人間によって書かれています。出てくる単語に関しても、意味をきちんと把握せずに使用している場合もあることをご了承ください。誤用している、もしくは、説明の必要な単語や文は記事の最後に解説を入れ、間違いなどがあれば学びを深め、次の回に進めていきたいと思います。また、無知であるからこその偏見も多分に存在することにもご注意いただければと思います。どうぞ存分にツッコミを入れつつ、読んでいただければと思います。


さて、開いたおみくじは、次男は大吉。私は小吉だった。

次男は大吉に喜んだものの、すぐに、「子どもみくじだから全部大吉なのかな?」と疑ってかかる。ごめん、息子よ、いらぬ猜疑心を抱かせて。非スピリチュアルな母親を持つことの弊害を感じる。

その後、おみくじを結びつけるところで透けて見えた他の子どもみくじが小吉だったのが見えて、息子はほっとした様子だった。

ところで、小吉は吉より良いのか?※1息子に言われてその時は確かに、と思った。吉が小さいのか、それとも、吉よりちょびっと吉が多いのか?

私の小吉のおみくじには、「身につもる祠の罪もあらなれて こころすみぬる三かさねの滝」という西行法師の歌が書いてある。なんでも、「罪の重なるこの身ではあるが、3本になって降る滝のやがて1つのきりとなって、、、」ということらしい。

3本の滝!?まさに、今日の滝のことじゃないのか?これは、シンクロニシティ※2とかいうやつなのでは?スピってる??

じゃあこの、罪っていうのは、、、。いやあ、思い当たる節しかない。お守り捨てたとか、それだけじゃない。

やっぱり、いままでの非スピリチュアルな所業を指摘されているのか?

お守りの内容は、はっきり言ってよくある説教だなと思ってしまったが、3本の滝のくだりは正直かなりひっかかる。それだけに説教に信憑性が増したようで、おみくじをそそくさと結びつけた。(息子が「母ちゃんの隣に結ぶ」と言ったのがかわいかった」)

「御朱印もらってくる」と言いながら売店奥の方に入っていく男性を横目に見て、そうだ、そういうのもあるんだった、とは思ったが、今回は入門編ということで、御朱印はまたいずれ、と考えることにした。

しかし、である。先ほど見なかったことにした、「滝お参り」こそがいわゆる、御本尊的なやつなのか?

スピリチュアルな行動をすると決めたのなら、入るべきなんでしょう。

入り口で1000円を赤いお膳に差し出し、水は汲まないので500円のお釣りをもらって門をくぐる。(リュックに水筒が入っているからそれに汲んだらだめかなと一瞬考えてしまう)。

門をくぐったところは手水のようになっていて、水を飲むための白い杯がたくさん並んでいて、100円と書いてある。

わあ、またかと正直思ってしまい、まずは1回素通りし、奥に進んで滝に近づく。たしかに、最初にお参りした場所よりは滝を間近に感じられる。息子も、滝を自分でカメラに納めたいと、私のカメラを借りる。わあ、かっこいいなあ。と私も声が漏れてくるものの、正直飽きてきている自分を感じていた。もしかしたら、私のテンションのピークはおみくじだったかも、、、。

筆者近影(次男撮影)。この時にはすでに参拝に飽きてきている。

さっきの白い杯のところに戻っても、奥の方に上っていく道が見えたし、またなんかあるのかな、などと考えて面倒臭くなっている。周囲の人はスマホで動画を撮り続けたり、さらに滝に近づける台にまで登って撮影したりしている。きっと私には感じられない、スピリチュアルなものを感じているのだろうな。靴やバッグまで全身真っ白な装束で1人参拝しているらしき女性もいる。すごい、あんな装束どこで手に入れるんだろう。それともパナウェーブ※3か?違うか。失礼か。て言うか古いか。

私とは反比例してテンションが上がってきた息子に伴われるように、そのまま進むと小さな祠のような建物に突き当たる。ふむふむ、どうやらここが御瀧本祈願所ね。賽銭箱のあるスペースの前に、2012年の洪水の際に出てきたと言う「玉石」も祀ってあった。串本に引っ越してきてすぐに借りた家の神棚に、まん丸の石が供えてあったのを思い出す。こういう玉石を祀る習慣※3って熊野地方のものなのかな。

本祈願所の賽銭箱は息子も私もノーコメントでスルー※4し、また歩き続ける。立派な石段。そして、立派な木。そして、ちょうど良い散歩道だ。

「歩くから、いいよね」とおもむろに息子が言う。たしかに、ほんとうにそうだ。そして、こうやって息子と言葉を交わしながら歩くのがまたいい。

そう広くはないが、勾配があり、カーブをつけて巡らされた道や石段でできた参詣コースは運動不足の私たちにとってはなかなかにいい運動だ。スピリチュアルを心がけると、運動不足はあるいていど解消されることは間違いなさそうだ。そして、会話も弾む。

先ほどの白い盃のところまで戻ってきたら水が飲みたくなったので、100円を払い、息子と順番で水を飲んだ。喉が乾いていた私は3杯飲んで息子に叱られた。

ここまでやればさあ、帰っていいだろう、と来た道を戻り、トイレに寄ろうとしたところで護摩木をくべる場所の近くに手水らしきものを見つけた。

スピリチュアルに疎い私でも知っている。参拝の前には手を洗って、口をゆすぐもののはず。すっかり見落としていた。でも、ずいぶんと小さい、目立たない手水だ。写真撮影の人ばかりが目に入って、全く気がつかなかったし、周囲の人も手を洗っているようには見えなかった。

まあ、偉大な那智の神様は許してくださるだろう。

先ほどは下ってきた石段を上って入り口に戻る途中、補助具をつけ、細い足をした男の子が、「81,82,83,,,」と数えながら手すりを頼りに、一歩一歩と石段を降りていた。私たちの参拝はどうあれ、彼の参拝は間違いなく、御利益があるし、そして御利益があってもそれは、スピリチュアルじゃないとかは絶対言えないな、となんとなく思った。

入口の鳥居まで戻り、「あれ、そういえばお辞儀とかするんじゃなかったっけ?」と息子に言われて思い出す。そうだ、鳥居をくぐる前にはお辞儀だ。帰る際にやっとペコリと一礼し、改めて鳥居の脇の石碑を見ると「飛瀧神社」と書いてある。もしかして、ここは那智大社じゃ、ない?

やはりそうだった。私たちが参ったのは那智大社じゃなく、飛瀧神社なのだ。よく見れば鳥居の上の看板にもそう書いてあるじゃないの。その上、帰り道には、「青岸渡寺」との看板も。寺があるのを見落としたって言うんだから、やはり、今回は正真正銘のスピリチュアル入門篇だ。神棚にあるはずのお札と、息子のお守り袋を持って、また那智に来なければ。

その後、1時間半ほどの帰り道、普段のお出かけならすぐに、お腹すいたーと言って何か買いたがる次男は、私の持参した焼き菓子を食べただけで後は家まで何も買わずに我慢してくれた。賽銭だの参拝料などを何度も払う私の財布が心配になったのだと言う。私もそれならばと、家まで余計な買い食いをせずに帰った。スピリチュアルになると、もしかしたら食べ過ぎも防止できるかも?なんにせよ息子は帰り道何度も「楽しかった!」を連発してくれた。それだけでも十分、スピリチュアルに行動して良かったかも。

※1 シンクロニシティ : 明治大学情報コミュニケーション学部教授、メタ超心理学研究室、石川幹人氏によると「シンクロニシティは『共時性』とも訳され、複数の出来事が非因果的に意味的関連を呈して同時に起きることである。シンクロニシティの正確な理解は難しい」とのこと。学者の先生が難しいというのであれば、、、深く考えなくてもいいか、という気になる。

※2 パナウェーブ : wikiによると、「パナウェーブ研究所は千乃裕子を代表とする千乃正法会という宗教団体の一部門」であり、同団体が人体に有害と考える「スカラー電磁波(仮説的な電磁波の一種)から身を守るために有効という白装束を身にまとっている」とされている。もちろん、私が飛瀧神社で見かけた女性の全身白づくめの衣装はスカラー電磁波を防ぐためではないだろう。

※3 玉石を祀る習慣:『日本考古学』などの著作がある佐藤虎雄氏の『玉置山における玉の信仰』には「玉は元来身体装飾品であるが、我が国民はこれに霊威を感じ、神祇(天と地の神)にまつり、祈願に納め古墳に副えて葬つた。その他わが国民の信仰方面によく用いられ、わが国民思想の発展に寄与しているところが多大である」とある。玉石が国民思想の発展に寄与している?まさかそこまでのこととは思わなかった。

※4 本祈願所の賽銭箱は息子も私もノーコメントでスルー:「神社ch」によると、「最終的に社務所へ1つにまとめられるため、1回お賽銭をすればOK」とある。こういう説は積極的に採用したい。

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