「マイノリティってなんだろう?」紀南Knit!11月開催しました。

紀南Knit!

「マイノリティってなんだろう?」紀南Knit!11月開催しました。

2020年11月、白浜町に3つめのサテライトオフィスとしてANCHORができた時から、入居されている企業である株式会社SAKURUGさん。
「ひとの可能性を開花させる企業であり続ける」というビジョンと「テクノロジーとクリエイティブの力で世界中でDEIを推進する」というパーパスを掲げて活動してらっしゃいます。
今回の紀南Knit!では「白浜でどのようにDEIを推進すればよいのかを考える機会が欲しい」というSAKURUGさんの希望から、まずはマイノリティって何か?を考えてみる機会にしてみました。

DEIって何?

“DEI”って聞いたことがありますでしょうか?
DEIとは、Diversity, Equity & Inclusion(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)の略です。
Diversity(ダイバーシティ)=多様性
Equity(エクイティ)=公平性
Inclusion(インクルージョン)=包括性

つまり「ひとりひとり個性を生かし、互いに受け入れ、それぞれに機会を公平に持ち、それらを生かし合う」ことを指しています。

ちょっと難しいテーマですね。
多様性を考えるために今回は「マイノリティ=社会的少数」について考えてみることにしました。

視点や環境が変われば誰もがマイノリティ

マイノリティとは社会的少数を指します。
よくLGBTQや障害を持っている方がマイノリティと言われることがありますが、マイノリティってそもそもなんでしょうか。なんとなく自分はマジョリティ(=社会的多数派)だと思ってしまっているけれど、視点を変えれば、また環境が変わればマイノリティです。

わたしたちTETAUで言えば、フルリモート・テレワークをしているということは地域の中ではマイノリティですが、TETAUの組織の中ではテレワーカーはマジョリティです。40代になってデザイナーを目指す人は社会にとってはマイノリティかもしれませんが、これもTETAUの中ではマジョリティ。

マイノリティとか、マジョリティとか分ける必要はないとは思います。
でもそもそもお互いが歩み寄り理解してシームレスな状態を作っていくには、自分とは違う人に歩み寄る必要はあるかもしれません。
難しい課題ですが、みんなで対話してみることにしました。

白浜のマイノリティってどういうところだろう?

白浜や紀南地方が「マイノリティ」ってどういうところ?どうやったら解決できる?、というテーマでグループに分かれて話しました。
参加者は白浜で仕事する人、白浜近辺に暮らす人、県外や都市部に暮らす人、20代〜50代の人たちです。

白浜のマイノリティってどういうところだろう。
難しいな、と思いながら話始めましたが、対話が始まると話は尽きず、どんどんと話題が出てきました。

「白浜では住んでいる人がマイノリティ。(観光客がマジョリティ)」
「地元に高校がなく、若者がマイノリティ。」
「新規創業する人はマイノリティ。」
「車に乗らない人はマイノリティ。」
・・・

いろんなマイノリティが見えてきました。
マイノリティであること自体は問題はなさそうですが、マイノリティであることで着目されず、対策がされないことは課題につながりそうだと感じます。

多様な視点でいろんなものを見ること、想像することがとても大切だと感じました。
具体的なプロジェクトの案も出てきて、これから先にいろいろ繋がっていきそうな予感がしています。

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