テレワークではっきりした「自分がどう生きていきたいか」。

家ではたらくカレッジ

テレワークではっきりした「自分がどう生きていきたいか」。

福井さんの専門は「ライティング」。持ち前の明るさが滲み出た文章が評価されています。人の役に立つことが好き、という特性を生かして「BPOディレクター」も行うパラレルワーカーでもあります。

福井さんの特徴は、テレワークの仕事をあえてセーブしていること。
限定的にテレワークをしている福井さんの働き方を紹介します。

このままで生活していけるのか、という不安からテレワークをスタート。

福井さんがテレワークをはじめたのは友人の話がきっかけだったそうです。家で働くカレッジ1期生としての活動をスタートしていた友人がクラウドソーシングの活用方法を教えてくれたのがきっかけ。

そのころ、福井さんはご主人が病気を患ったタイミングで、「このままで生活していけるのか」と漠然とした不安を抱えていたそうです。

そこで「テレワークをやってみよう!」とトライしてみることに。

そんな中で家で働くカレッジ3期生の募集が始まりました。

「積極的にこういうイベントに参加するタイプではないけれど、テレワークを学びたいという友人がいたので一緒に申し込みました。しかし、友人は事情により不参加。学んでその友人に伝えたい!という気持ちが参加するモチベーションになりました。」

参加する前からクラウドソーシングは始めていたものの、続けられたのは家で働くカレッジのおかげだと話します。

「これからの社会や、生き方がどのように変化していくのかの話を聞くことが楽しかったし、初めてのことにチャレンジする仲間にも出会え、情報交換できるようになったのもよかった。

またクライアント側の気持ちを想像できるようになったり、無理をせず自分に合う仕事をしっかりと絞れるようになったことも継続のためには重要だったと思います。」

ひとりでクラウドソーシングをやっていくのは心が折れそうになることはよくあること。

仲間を作るとなるとちょっと面倒だな、と感じることもありますが、仲間がいれば、相談したり刺激しあうことができます。続けるためには大切なポイントかもしれませんね。

「ライターになれたらかっこいい」と意気込んだが…

そうしてライターとしてのスタートをきった福井さん。

はじめは出会うこと全てに興味津々。

「新しいことに挑戦し、いろんなことを経験していくことを楽しく感じていました。

ライターになれたらかっこいい!とも思っていたし、どんどん成長していきたいとも感じていました。

しかし、チャレンジすればするほど忙しくなっていき…自分の大事にしていることが大切にできていないと感じるようになったんです。」

ふと気がつくと、頭の中がやらなければならないことでいっぱい。家族との会話も上の空。地に足がつかない感じがする時期があったと話します。

そんな気持ちを解消してくれたのは、集いの場で出会った心理士の先生。講義やお話を通して、自分の原動力は「楽しい」「面白そう」「喜んでもらえてよかった」と思えることだと気づけたそうです。

特に「価値観が重要」ということを学んだことは大きいそう。知識だけでなく、集いの場などでたくさんの人に会い、多くの価値観に触れたことで、自分のこともだんだんとはっきり理解できるようになっていったと話します。

「自分はもっともっといろんなことができると思っていた。スケジュールがいっぱいになっても、自分は大丈夫と思っていたけど全然ダメでした。」

テレワークを始めてみると、自分よりスムーズに仕事をこなしていく人がいることも感じるし、スケジュールがいっぱいになるとしんどくなったりと、思ったようにはいかなかったそう。

思い切ってテレワークで受ける仕事を絞ることに。最初は断ることが辛いと感じていたそうですが、だんだんと自分の気持ちも相手の気持ちも配慮しながら断るということができるようになってきたようです。

結果、自分の「人生観」がどこにあるのかを考えることが習慣となったといいます。

自分が大事にしていることは何なのか、自分の許容範囲はどこまでか、どれくらいの収入が欲しいのか、いい日だったと感じた日は何をしてたのかなど、とにかくノートに書いていったそうです。

「それまでは何となく「勘」のようなもので行動を決めていました。1年近く書くことを続けてみたら、なんで私はそんな風に感じるんかな?って考えることが面白くなってます。」

畑仕事や洋服作り、友達付き合いなど自分が大事にしているものを決して蔑ろにしない。

テレワークは仲間やクライアントから受けられる刺激が続ける理由だそうです。

「私のできることで誰かのお役に立てたら嬉しい。そして、これから新しいことにチャレンジしたいという方の応援ができたら、さらに嬉しい」と話してくれました。

テレワークは自分を知るためのひとつの手段

「新しいことにチャレンジしたり、いろんな方と関わったりすることで、自分自身のことも含め、今まで知らなかったことをたくさん知ることができます。テレワークは、そのためのひとつの手段。合わない人もいると思いますが、

興味を持ったら是非とも挑戦してもらいたいな、と思います。」

福井さんがテレワークする上で最も大事にしていることは

「自分の価値観と、関わりある方々の価値観。」。

「漠然とお金を稼がなくちゃ!から始まったテレワークですが、こんな結果になりました。何がどこでどんな風につながるかわからないので、人生面白いなぁと思っています。

とにかくやってみるって大事なことだなと改めて思います。」

柔軟にテレワークを捉えている福井さん。

大事なことを自分が理解し、しっかりと大切にしながら生きていく姿がとても素敵だな、と思います。

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