学校を自分たちで創る 白中サスティナブルマップづくり-浜木綿(白浜中学校学校だより)令和6年1月9日発行第12号

学校教育を考える

学校を自分たちで創る 白中サスティナブルマップづくり-浜木綿(白浜中学校学校だより)令和6年1月9日発行第12号

学校を自分たちで創る 白中サスティナブルマップづくり

いい学校を創ろう

みなさんにとって「いい学校」とは、どんな学校ですか?
昨年の生徒たちの活躍は素晴らしかった。どの行事でも、探究的な学びでも、それぞれの長所を生かして取り組むことができていた。まさに、みなさんは、学校の宝。
もちろん、失敗することもあった。だからこそ、私たちは成長することができる。
新しい年を迎え、やりたいことは、すべての人にとって「いい学校」を創ること。すべての人とは、すべての生徒、そして、保護者、地域の人、教職員、みんなだ。つまり、誰ひとり取り残さない学校創りだ。
「いい学校」とは、人にとって違うと思う。しかも、私たちには、見えていないことがたくさんある。だからこそ、相手のことを知ることが大切だ。
学校での仲間同士の対話から安心安全な雰囲気づくりを、地域の方との対話からワクワクする学びを、そして、自然との対話から、サスティナブル(持続可能)な学校創りを、みんなで進めていきたい。
皆様、今年も、よろしくお願い致します。素晴らしい年になりますように!

令和5年度田辺西牟婁中学校総体 駅伝優勝・マラソン健闘

令和5年12月23日 市ノ瀬小学校周辺コース
★駅伝の部 男子 優勝★
1区 谷 弘明(2年)区間3位 2区 谷口陽向(2年)区間1位 3区 関岡祐介(1年)区間2位
4区 殿水雄登(3年)区間1位 5区 小阪 優(1年)区間1位 6区 松下侑乃(3年)区間2位
★マラソンの部★
女子 2位 森一桃(3年) 5位 辻田佑梨(3年)
男子 1位 森一歩葵(2年) 2位 中村悠樹(1年)

西牟婁地方少年メッセージ2023 本校受賞作分

「頑張る理由」白浜中学校 2年 谷 弘明

僕は陸上部で長距離をやっています。
入学したばかりの頃は、二年生や三年生の先輩たちが走る姿を見て、凄いな、僕もああなりたいなと思っていましたが、新一年生が入部して、僕も「先輩」と呼ばれる立場になりました。
僕の今の目標は、千五百mのタイムで四分二十秒を切ることです。そのために千m地点で、二分五十秒を切ることを目指して練習をしています。
三月の記録会では四分二十八秒の自己ベストを出すことができましたが、四月の記録会では思うような走りができなくて、安定して好タイムを出すことの難しさを感じています。
練習も目標タイムに向けたペースで走るのですが、目標ペースをこなすのが大変で、走っている時のあと一本、ラスト一本が足が痛くてきつい、もう限界だと思いながら、その気持ちと戦っています。あと一本だけ頑張ろう、もう少しだけ頑張ろうと自分に言い聞かせながら走っています。だから、家に帰るころには足がパンパンになってしまいます。
これだけしんどいのにタイムが伸びなかったらどうしよう、同じ学年のライバルがもっと力をつけていたらどうしよう…と不安やプレッシャーに押し潰されそうになる時があります。
どうすれば良いんだろうかと僕なりに考えて、部活の後、夕方に自主練として走ってみましたが、足が余計に痛くなっただけで、これは違うなと思いました。
いつもそういった繰り返しで、大会や記録会の前日は毎回不安になりますし、良いタイムが出なかった時には、何が足りなかったのかと考えて、それでも答えが見つからない時は、本当に苦しいです。
けれど、小学生の頃には逃げだしてしまった不安にも、今は少し立ち向かえるようになりました。
それは、僕自身が強くなったこともあるかもしれませんが、しんどい練習を一緒に頑張っている仲間がいる事や、頑張ってと応援してくれる友達、それから、僕がいつか絶対に四分二十秒を切り、ゆくゆくは全国大会にも出場できる力を持っていると、顧問の小山先生が僕を信じてくれていて、毎日の練習メニューを作ってくれているからだと思います。
二年生になり、頼もしい後輩たちが入部してきて嬉しく思いながらも、僕は毎日の練習やタイムを伸ばすことに精一杯で、一年生の頃に憧れていた、強くて優しい先輩たちのようには、まだなれそうにありません。
けれど、僕は走ることが好きです。自分の思う走りができた時や、大会で他の選手と抜くか抜かれるかのギリギリのレースをしている時の楽しさ、最後に勝った時のやり切ったという満足感は何事にも代えがたいと思っています。だから、目標に向かって頑張る姿なら、僕は後輩に見せることができます。
僕が陸上長距離に入部してわかったことは、走る時は一人でも、一緒に苦しんだりバカなことをしたりしながら、目標に向かって戦う仲間がいるということです。
今までは、自分のタイムを縮める事だけを考えていましたが、先輩たちとの駅伝を経験して、たすきをつなぐ事の重さや、仲間のために走る楽しさを知りました。ゴール手前の苦しい時、同じユニフォームを着た仲間の姿が見えると、安心するのと同時に、あと一秒縮めたいと力が湧いてくるのです。
この長距離部の仲間たちと、一緒に励まし合い、高め合いながら、全国大会に行きたいし、駅伝でも全国に行きたいという夢ができました。
これが、僕が頑張る理由です。

「笑顔」白浜中学校 1年 池田 華

私には、普段から心がけていることがあります。それは、「笑顔」と「ポジティブな考え方」そして、「明るい言葉を大切にすること」です。なぜ、私が笑顔を大切にするのかというと、私の周りの人達はみんな明るく、一人一人が私にとって憧れの人だからです。明るい人やいつも笑顔の人、ポジティブな人などは印象が良いし、人生を楽しく過ごせそうだと思ったからです。
また、私はいつも「楽しいから笑う」のではなく、「笑うから楽しい」のだと思っています。ポジティブに生きるというのは、実行しようとすると、思っていたよりも難しかったです。案外、気づかないうちにネガティブな発言をしてしまったり、ため息をついてしまったりもします。しかし、自信を持つことや笑うことで、ポジティブになれるものです。
マスクをつけていて、口元が見えなかった時、笑顔が伝わりにくいから、言葉を使って気持ちを表すように心がけました。例えば、「ありがとう」というこの一言だけでも、口が見えないだけで印象が随分変わります。口元が見えていたら「ありがとう」と笑顔で言えば、喜んでいる気持ちが伝わりやすいと思います。しかし、マスクをしていると、表情が見えにくいので気持ちを伝えるには工夫が必要です。そんなとき、私は声をワントーン上げたり、動作を大きくしたりしました。そうして私は、「笑顔」を相手に伝えることを意識しました。
中学生になり、一冊の本に出会いました。その本は、さらに「明るく生きることは大切だな」と私に思わせてくれました。それは「+1㎝」という本です。その本には人生が楽しくなりそうな一言や、夢を叶えるまでに何が必要かなどが書いてありました。ほんの少し、1センチだけ考え方や見方を変えるだけで、前向きになれる、「なるほど!」と共感できる言葉がたくさんありました。何か悩み事がある時や、疲れている時には読み直し、自分にとって必要なページを読むだけでも、心が軽くなりました。何度も読めるし、ポジティブな考え方が書かれているので、笑顔を大切にしたい私にはぴったりでした。
その中でも「いいことがあるから笑っている」ではなくて「笑っているからいいことがある」や「『がんばること』それ自体を楽しめる。」など、私の心にすとんと入ってきました。普段から私も「がんばること」それを楽しみ、生きていきたいと思います。
しかし、たまには笑顔でなくても、頑張れなくてもいいのではないかと思います。休息をとらないと人はとても疲れてしまいます。休むことで笑顔よりも輝くと思います。そして、自然に素敵な笑顔で毎日を過ごしていきたいと思います。
家族もクラスの友達や先輩、先生達、私の周りはいつも笑顔が絶えず、みんな楽しそうです。私はこんなに笑顔があふれ、優しく、明るく楽しく面白い人達に囲まれて本当に最高で、幸せです。これからも私は「笑顔」をもっと大切にしていきたいです。

令和5年田辺地区アンサンブルコンテスト

12月26日に紀南文化会館小ホールにてコンクールが行われました。2グループが金賞をとり、そのうち1グループが代表に選ばれました。1月14日、和歌山城ホールにて演奏してきます。

「木管四重奏」 金賞・代表
田中志歩 小川愛生 小山琴音 嵯峨瑚々葉
「打楽器三重奏」金賞
小森寛太 橋本芽奈 田畑結梨