令和6年度1月実施 学校評価アンケート(生徒・保護者)結果および分析 -浜木綿(白浜中学校学校だより)令和7年2月13日発行 号外

みんなにおたよりプロジェクト

令和6年度1月実施 学校評価アンケート(生徒・保護者)結果および分析 -浜木綿(白浜中学校学校だより)令和7年2月13日発行 号外

学校評価アンケートより

アンケートへのご協力ありがとうございました。
今の学校について、その主体者である生徒から、そして保護者の方からフィードバックをもらうことは、とてもありがたいことです。
本校の学校教育目標は、「自ら考え、お互いを認め合い、社会と関わろうとする生徒の育成」です。
そして、スローガンは、「一人ひとりが主役の白中」です。
今年度の本校の取組を、アンケート結果と合わせて、ご報告します。
学校は、生徒・保護者・教職員・地域、みんなで創るものです。
お互いが、「一緒に~しよう」という主体的な取り組みにつなげられれば素敵だと考えています。

① 学校生活について

「学校に行くのが楽しいと思っている」生徒については、昨年より肯定的評価が上がっています。
本校では、今年度「ハウス制度」の取組を、6月から11月まで実施しました。
課題もあったのですが、「生徒が、朝、楽しみに学校に来られるように」という思いから、教職員と生徒とが挑戦した取り組みです。
あるハウスは、夏休み明けの学校に不安を覚える生徒が多いという課題に対し、2学期初日の9月2日に「全校スイカ割り」を企画しました。
学校が楽しいことを用意するのではなく、自分たちで楽しい企画を生み出すことができるハウス活動は、自ら考える活動でした。困難もあったでしょうが、取り組んだ生徒、先生方を尊敬します。
「学校には安心できる場所(人)がある」生徒は、昨年度より上昇しています。
時に、思い通りにいかないことがあるのが学校という小さな社会です。
そのなかで、不快感を収め、環境と調和していく経験をすることも必要なのかもしれません。
しかし、学校で安心して過ごすためには、その環境や寄り添ってくれる人の存在が必要です。
一番は友達かもしれません。
また、話しやすい教職員の存在も大事です。
各学年での学級活動、道徳、総合的な学習では、「自己認識」「自己開示」「自己表現」「自己実現」の流れを大事にしています。
自分と向き合う時間、対話の時間、つながりの時間、挑戦の時間を設けてきました。それらの中で、お互いを認め合う土壌が育てばと考えています。
また、本校では、スクールカウンセラー(SC)やスクールソーシャルワーカー(SSW)が配置されています。
生徒全員、保護者が、それら専門家と関わることができるようにしています。
いつでもお声掛けください。

②学習について

授業がわかりやすいと認識している生徒が、昨年度より減少しています。
本校では、数学科・社会科で「単元内自由進度学習」を進めています。
これは、学習指導要領で定められた、個別最適な学びの一つの方法です。
個別最適な学びには、①学習の個別化(能力や学習進度に応じて)、②学習の個性化(興味関心や学習方法が異なる) の2つがあります。
授業では、生徒それぞれが個別に目標を設定し、実現に向けた計画を立て、実行、振り返りを行うものです。
教科によっては、単元テストを行い、知識の定着も確認しています。
また、授業中の様子を「教科通信」で発信し、生徒の気づきや学びの意義・方法を共有しています。
生徒は、「自分に合った学び方を、試行錯誤の中で自分の力で見つけていくこと」
教師は、「その良き支援者となること」を目指しています。
生徒も、教職員も、自分なりの最適解を「考える事」が授業改善の上で大切だと思っています。
これが、生涯の学びのスタイルになり、生きる力につながっていきます。

③家庭・地域との協働について

「学校は家庭地域との連携を大事にしている」 保護者92%
「学校は生徒地域の実態を踏まえた特色ある教育活動をしている」 保護者97%
参観日として各学年1回は実施している、保護者参加型の「対話のフォークダンス」はカリキュラム化して進めています。
普段お子さんとあまり話せなかったり、自分の子以外の生徒と話す機会が少ない家庭もあるかもしれません。
このプログラムでは、普段言えないようなことを対話する場面を多く見ます。
本校で大事にしていきたい活動です。
また、地域企業や商工会、大学との連携、コミュニティー・スクールの取り組みなど、開かれた教育課程の実践を進めてきました。
保護者、地域の方と一緒に、生徒や教職員が学べる学校づくりを、白浜中学校の特色として進めていきます。
他にも、アンケート結果から考える必要のあることはたくさんあります。
いただいた意見を大切にしながら、学校経営を進めていきます。
ご協力ありがとうございました。