のこのこ広場、楽しく集っています–通信のこのこ令和8年3月号(第12号)
巻頭言(藤藪庸一)
未来に繋ぐ決断、先月に引き続き、第二弾です。
白浜レスキューネットワーク、くまのっ子児童家庭支援センターは、新年度の事業として、スタッフを家庭に派遣して、求められる家事育児のお手伝いをしながらの相談活動を始めたいと考えています。
各市町の要対協で関わっている家庭が対象で、主に掃除、洗濯、食事の準備、学習支援を行いながらの相談を充実させていきたいです。
不登校、ひきこもり、虐待などの悩みを抱えるお子さんと親御さんにこれまで関わる中で、基本的な生活を支えたいと、ずっと思ってきました。
親御さんも仕事に疲れ、生活に苦しみ、子育てに悩み、どうしていいか分からなくなっていることが多い。
だからこそ、基本的な生活を回すところに助けを求めてもらい、そこから相談支援を充実させたらと考えています。
例えば、不登校の子どもたちが、登校するためには、さまざま準備を整えて、これで大丈夫と安心できる状況を作らないと、なかなか行けるものではありません。
宿題ができている、鉛筆や消しゴムやノートなど必要なものがそろっている、制服や着ていく服が恥ずかしくないなど、しっかり整えてストレスを失くしていくことも大事な支援となるでしょう。
そして、そこから心を開いてくれることを期待しています。
新年度は、この新たな相談支援方法を模索することを決断しています。
のこのこ広場、楽しく集っています
令和5年10月に始まった「のこのこ広場」、おかげさまでスタートして、2年5カ月が過ぎようとしています。
当初の参加への呼びかけメッセージは「就学前の乳幼児とその保護者の方、妊婦さんも遊びに来てね。子育ての悩み等、ワイワイとおしゃべりしましょう。おもちゃで遊んだり、紙芝居を見たり、リトミック広場を開催したりします。みんなで楽しく遊びましょう。」でした。

今は内容を次の4つに分けて実施しています。
①親子広場
②親子リトミック
③のびのびリトミック
④のこのこ赤ちゃん食堂
親子広場は、原則月2回(祝祭日はお休み)、第2第4の月曜日に実施しています。
会場いっぱいにたくさんのおもちゃを広げて、子どもたちが自由に遊べる環境を準備しています。
参加人数は会によって異なりますが、平均10組程度の親子が参加されています。
人気の遊びは、「おままごと」「自動車」「ボールプール」です。

親子リトミックは、月に1回、第三水曜日に実施しています。
音楽に合わせて手足や体全体を動かす活動や楽器を鳴らすなどして、感性や運動能力を育む音楽教育法です。
1月は「お馬に乗ってでかけよう」、2月は「いろんな道を歩いてみよう」、3月は「春です、お花が咲きました」がテーマです。
とても楽しそうに体を動かしてくれます。
のびのびリトミックは、定員3組までです。
ちょっとうちの子心配だな…、誰に相談したら…、そんなお悩みをお持ちの保護者さんや、たくさんのお友達がいる場所が苦手な子どもさんが、音楽や遊びを通し、ゆったりと楽しめる場として利用していただきたいと思います。

のこのこ赤ちゃん食堂は、日ごろなかなかお子さんを連れて、外で食事をするのがむずかしい乳幼児の親御さんとお子さんに集まってもらう場です。
親御さんたちには、食や子育てに関わる情報交換や談笑の場として、お子さんが、共に時間を過ごせる場として、活用してもらっています。
のこのこ赤ちゃん食堂は、原則月に1回、第3月曜に実施しています。
調理には、3、4人の方々がボランティアとして毎回駆けつけてくれます。
2月は、「ごはん、麻婆豆腐、野菜スープ、フルーツヨーグルト」のメニューでした。
14組の親子が参加してくれました。
1歳頃から食べられるメニューを提供させて頂いており、子どもは無料で参加できます。
保護者さんは100円を頂いております。
4つの“のこのこ広場”、今後ともよろしくお願いします。
本号の3ページにチラシをつけていますので、今後の予定を確認していただき、多くのご参加をお待ちしています。
春休みの子どもたちの見守りのポイント
もうすぐ春休み、今年度も終わりを迎えようとしています。
子どもたちも1年間、その子なりの時間を刻んできました。
お子さんと一緒に取り組んだことや学んだことなど1年間を振り返る時間を少しでも共有することをおすすめします。
その中で、保護者の皆様も自分自身を労う機会にしていただければと思います。
春休み明けは変化が大きい時期
春休みは、夏休みや冬休みとは大きく異なる点があります。
それは休みが明けると進級、進学がある点です。
子どもたちにとって、進級や進学といった環境の変化は、期待や楽しみもある反面、不安や緊張といったストレスも大きくなります。
また、入学を控えている子どもたちは、初めてのことばかりで集団生活や人間関係の複雑さ、変化についていくことに必死で、思っている以上に心身に負荷や疲労が溜まっていくことが多いです。
春休みに入って早々「「もう○年生になるんだから」と勉強や日頃の生活に対して、子どもたちに要求やプレッシャーを与え続けても何も良いことはありません。
春休みに入っても普段通りの生活リズムを維持することを心がけつつ、心身の疲労やストレスをケアすること(例:一緒に何もしない時間を過ごす、散歩やストレッチをして体をリラックスさせる、ゆっくり子どもの話を聞くなど)を大切にしてください。
準備物やプリント等を一緒に確認してイメージをする、「わからない」が多くて当たり前であること、そんな時はどうするかを決めておくなど新学期の見通しや不安、心配な点を少しでも共有しておくことも子どもたちの安心材料になります。

子どもがなかなか不安や心配を言葉で表現できない場合
無理に表現させない
身体症状や気になる様子が見られる場合は、「言葉にできないけど、何か思っていることがあるんだね」「からだがしんどさを表現してくれているのかもね」と、子どもの様子について一緒に考えることが大切です。
保護者の皆様もご家族をはじめ、学校の先生や友人に、あるいは相談できる場で話を聞いてもらうことを大事にしていただき、一人で抱え込みすぎないようにしていただければと思います。
保護者が表現する手本を見せる
親御さんが自身の不安な気持ちを伝えることから始め、気持ちを表現する手本を見せることは有効です。
表現の手本になるだけでなく、不安やしんどさがあることは当たり前であること、それを伝えてもいいことを知るきっかけにもなります。
保護者も自分の不安やストレスを自覚する
保護者の皆様もお子さんの進級や進学に対して、喜ばしい気持ちはありつつも、当然不安や心配もあるかと思います。
また、大人の不安が知らぬ間に子どもの不安に繋がっていることがあるため、保護者の皆様も自分自身の不安やストレスを自覚していくことが大切になってきます。
くまのっ子児童家庭支援センターのこのこ
和歌山県西牟婁郡白浜町3300-19-2F
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