私たちの畑は私たちで守る。農人と森の番人プロジェクト
チームひなた 株式会社日向屋
自分たちの畑を守るために田辺市上芳養の若手農家が立ち上がり猟師に。チームひなたを結成。農業をしながら狩る、解体する、食べる、という、ごく当たり前の自然の流れを復活させることで地域課題を解決しました。また解決するだけでなくそれをビジネスに。こうして株式会社日向屋が発足しました。ここでは農業受託と狩猟を二つの柱とした日向屋の物語と未来を発信しています。
- 住所
- 〒646-0101 和歌山県田辺市上芳養755-2
- オンラインストア
- https://hinatayaworld.stores.jp
- チームひなた
僕らの畑は僕らで守る。農人と山の番人プロジェクト。
耕作放棄地、鳥獣害被害、高齢者による担い手不足に立ち向かう。
狩る
畑を守るため農家が猟師に
鳥獣害の被害を食い止めるべく農業のかたわら狩猟する。
せっかく苦労して育てた農作物が猪や鹿や猿に食べられてしまう。日向地区でも狩猟を担う人たちが減り、鳥獣害が目立つようになって来ました。そこで若手農家が集まり狩猟チームを結成。積極的に狩猟に乗り出しました。いまでは農家のモチベーションを奪う鳥獣害被害も目に見えて減りました。
食す
ジビエの解体処理場を誘致
解体した安全安心なお肉は地域資源として商品化。活用する。
毎日毎日獲物を仕留める日々。いかに農家の厄介者とはいえ、次第に僕たちも気持ちが滅入って来ます。命を粗末にしたくない!僕たちは地域の人たちと一緒になってジビエの解体処理場を地域に誘致しました。普通は解体処理場というと反対の声も上がるものですが、日向地区ではみんなが応援してくれました。
解体
ありがたく命をいただく
狩猟後は地区内にあるジビエ解体処理場にてプロの手で解体する。
解体施設でプロの手によって解体されたお肉は安全安心で臭みもなく綺麗。これまでのイメージを変えるべく、草の根活動的ではありますが、地元出身のジビエシェフ監修のもと定期的に地元で「ジビエを知る会」を開き、安全性や調理法などを広めたり、「命を頂くこと」を狩猟を通して学ぶ食育などを行っています。
メンバー
株式会社日向屋では、生産・加工・流通の、新たな仕組みづくりを整備することで、大きなシナジーを生み出しています。地域の厄介者が「ご馳走」に生まれ変わり、うめやみかんなどの地域資源が地域内外の人と人の交流によって付加価値を産む。関わるみんなが笑顔になる。そんな未来を描いています。活動を通して日向屋はこれからも地域に愛される農家チームとしてみなさまに貢献して参ります。