「こそだて支援してくれる人・企業を増やすには?」紀南Knit!#13開催しました。

紀南Knit!

「こそだて支援してくれる人・企業を増やすには?」紀南Knit!#13開催しました。

「子育て」って誰がするものだと思いますか?
お父さん・お母さん?おじいちゃん・おばあちゃん?

今回の紀南Knitのゲストは、「子育て」を家族の外側から支援しているきっずぱーくさん。
センター長の榎本順子さんにお越しいただきました。榎本さんは娘さんのお孫さんの「孫育て中」。
子育て・孫育ての間も子育て支援の活動も25年続けてきたそうです。
それだけやってきた榎本さんでも「子育て支援を広げる」という活動は簡単ではないと言います。

子育て支援は今、何が課題なの?

子育て支援を広めるのがどうして簡単ではないのか。

今回の紀南Knit!のテーマは「こそだて支援してくれる人・企業を増やすには?」。
子育て支援は、人の手や費用がかかります。。何とかしたいけど、どうすればいいのか・・・ということで、集まった24名が6グループに分かれて話し合うことにしました。
まずは榎本さんへの質問タイム。
きっずぱーくさんをよく知らない方もいてたくさんの質問が出てきました。

Q.人や企業の支援を得るためにいまはどんなことをしているの?

A.「子育て情報の発信をスタートしています。kinacoというメディアをTETAUとはじめました。発信はしているけど、まだ届いていないかも…その他には企業さんとの話し合いをおこなっています。」

Q.ファミリーサポートの利用者さんが支援する側になることはある?

A.「数は多くないけど、一定数います。支援する側が高齢化してきていて、それも心配のひとつなので、利用者さんが支援する側になってくれるのは大歓迎です。」

Q.きっずぱーくさんが企業と個人にしてほしいことは?

A.「理解、共感してもらった企業さんには寄付で応援してもらいたいです。個人の方に対しては、小さい子どもに理解ある人が増えてほしいと思います。子どもに理解ある空気を作りたいですね。」

Q.支援してほしい人は、どんな支援を必要としているの?

A.「ファミリーサポートの主なサービスは、子どもをあずかること。保育園や習い事の送迎などもしています。お子さんの特性はそれぞれ違いますし、お母さんのサポートが必要なこともあるので、個別対応が必要。必要な支援の内容は多岐にわたります。」

Q.子供を預けるなら実家でいいのでは?

A.「最近はおじいさん、おばあさんも働いている家庭が多く、子どもを預けられない家庭も多いのが現状です。

話を聞いて、個人的に驚いたのは「実家でみんなで育てられる家庭ばかりではない」でした。家族みんなで子どものお世話をするイメージしかなかったので、そうではない家庭もあることに初めて気付かされました。よく考えれば、いろんな事情がある家庭があるのは当たり前です。だから「子育て支援」が必要なんだなと、あらためて思いました。」

考えてみよう!「支援してくれる人や企業を増やすには」

話し合いの中で大きく分けると3つの意見が出てきました。

①支援者を支援する

どんな支援が必要とされているのかなど、もっと明確な情報を出すことでやってみようと思う人が増えるかもしれないという意見が出ました。その上で、支援してくれる人へのサポートの充実が必要だという声も。支援するメリットが見えるといいねとか、割引のクーポンがもらえるというような特典もあるとうれしいといった意見も聞きました。。

②企業さんに伝える

地元の企業さんは巻き込みやすいのではないか。企業に支援することでお客さんと対等の立場になれて互いに良い関係になることを説明する、といった意見が出てきました。一方で、企業には寄付のハードルが高いので難しいとのこと。なので企業を中から変えていくコンサルティングをして働きやすい環境を作るのがいいのではないかという意見が出てきました。

③子どもにも伝える

ターゲットを思い切って子どもにしてしまおう!というもの。長期的にはなってしまいますが、小・中・高生に授業や講演会をおこなって、子供から大人に伝えてもらう。また、授業を受けた子供たちが大人になったとき、きっずぱーくさんのことを思い出してもらえるきっかけになるのでは?という意見もありました。

榎本さんは意見を聞いて、今までお母さんや子供に目が行きがちだったので、目から鱗だとびっくりした様子でした。

「子育て」って誰がする?

これから地方の人口は、どんどん減っていくとされています。だからこそ今まで以上に、地域の人たちが力を合わせて未来を担う子どもたちを育てる必要があると感じます。
「お母さんがする子育て」から、「地域のみんなでする子育て」にしていきたいですね。

今回は「子育て」について話し合いました。ひとりひとりが「子育て」を少し考えるだけでも、いろんな人を巻き込んで、地域の空気感が大きく変わっていくのではないかと思います。

最後にゲストの榎本順子さんにみんなが助け合って子育てする地域にどんな思いを持っているのか、聞いてみました。

1人の「人」の力はとても大きい
いろんな人・さまざまな考え方の人が繋がることで大きなパワーになる。
みんなで助け合えば、紀南の未来は明るい。

頭を使う時は甘いものが必要です!

難しい話をすると小腹がすいてきますね!
やっぱり考えるときは糖分が必須!ということで今回のおやつを紹介したいと思います。
榎本さんがおすすめしてくれたおやつは、みなべ町にある「花みつ」さんのふまんじゅう。まるい形のおまんじゅうが笹の葉でくるまれていて、見た目が美しい!食べてみると、お餅のようなしっかりとした食感で、中はこしあん。餅好き・和菓子好き・こしあん派の私としては、最高に美味しかったです。
美味しいからといってパクパク食べて、喉に詰まらせないように気を付けて食べてくださいね。

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