山間部でも子どもの頃の夢を叶える。
現在、デザイナーとして活躍する中村さんは、家ではたらくカレッジの2期生。
山間部にお住まいで、選択肢が少ない中でテレワークと出会いました。
お友達の紹介でわたしもできるかも、とはじめたテレワーク。
「『家ではたらくカレッジ』に参加したのは、お友達がテレワークをはじめていたからです。すごくやわらかい雰囲気の方で、この方もされているなら私にもできるかも、と思いました。
その後、そのお友だちがテレワークをしているのを実際に見てびっくり!テレワークをやっているときのお友達は、すごくバリバリと働いていて、違いに驚きました。でもそうやって自分を生かせる環境に出会ったんだな、と思いますし、とても良いことだと思っています。
山間部に住んでいるので、子どもを育てながら働く選択肢は少なめ。テレワークなら出勤もないし、場所も関係ないと思って始めました。」
子どもの頃の夢を叶えてデザイナーに。
最初はクラウドソーシングを活用してライティング(文章執筆)の仕事からスタートしたという中村さん。ドラマをみて感想を書くという仕事など、自分の好みに合う仕事もあり、それなりに楽しくやっていたそうです。
クラウドソーシングをスムーズに始められたのはどうしてでしょうか?
「家ではたらくカレッジで、クラウドソーシングの応募の仕方やライティングの方法を教えてもらったので、「もうできるな」と思えました笑。だから抵抗はなかったですね。」
素直に受け取るところが中村さんの良さ。しっかりと自分で進むことができるには「素直さ」も強みになりそうです。
その後、デザイナーの道に進み始めます。
「家ではたらくカレッジの卒業後にTETA子屋という学びの場を開始してくれたので、デザインを学びはじめました。
子どもの頃、『お父さんがデザイナー』というお友達がいて、その子の影響で『デザイナーになりたいな』と思っていたんです。まさか、何十年か後に夢を叶えようとするなんて思ってもいませんでした。」
テレワークをきっかけに子どもの頃の夢を叶えるなんて、とても素敵だなと思います。
与えてもらった人生やから、与えられる方に回りたい。
現在、中村さんは里親支援センターほっとさんのデザインにも携わっています。
彼女の言葉で印象的だったのは「この仕事をするためにデザイナーになったんだと思う。」という言葉。
中村さんは3人の子どもを育てながらも、さらに週末里親にも手を挙げています。
「わたしは周りの人に与えてもらった人生だったから、今度は与えられる方に回りたいと思っています。いろんな人に大事にしてもらいました。人生の後半はわたしが誰かのためになりたい、と思っています。」
山間部で選択肢が少ないところから、運命を感じられる仕事に出会える。
テレワークの醍醐味のひとつです。
そんな中村さんにこれからテレワークを始める方にメッセージをもらいました。
「あかんかったらやめたらいい。とりあえずやってみたらいいと思います。」
肩に力を入れず、いろんなことに気軽にトライする。
テレワークはリスクがとても小さいチャレンジ。ぜひたくさんの方に挑戦してもらいたいと思います。