「副業でどれくらいの収入が欲しい?」紀南Knit!#20開催しました。
コロナ禍で一段と注目を浴びるようになった副業。
企業でも副業を解禁するところが出てきて、TETAUのメンバーでもテレワークで副業をしているメンバーもいます。
今回のゲストは松川農園の松川さん。農業をしながら作曲活動をし収益を得ています。
副業で収益を得るほどになるまでどのように勉強をしてきたのか、収入を得るための工夫などのお話を伺いました。
またご自身の農園での農作業を副業として選んでもらうにはどのようにすれば良いのか聞いてみたいとのことで、みんなで話し合いました。
副業で収入を得るまで
もともとギターが趣味でバンド活動をしていた松川さん。社会人になってからバンドメンバーが集まりにくい状況になってきたので、ひとりで出来るDTMに興味を持ったそう。DTMとはパソコンを使って作曲や編曲をすること。松川さんは本などで独学で学び、自ら作曲家の先生に連絡を取り、見事オンラインで授業を受けることができたそうです。先生が教鞭を取っている音楽大学の生徒に出している課題と同じものをこなすなどの努力を重ね、作曲の技術を身につけられました。
やりたいことに対して自ら行動を起こし努力することは、頭では理解できてもなかなか出来ることではありません。
モチベーションを保つのはどうしたのでしょうか。
「農業以外での収入を得て少しでも安定したいという思いがあった。好きなことだったし、自分にはこれしかないと思ってやっていた」
覚悟を持って取り組まれていたということが伺えます。
収入アップの工夫とは?
作曲を学び始めてからコンペに応募したりAudiostockや配信サービスに楽曲を上げたり、時には直接依頼を受ける形で活動を始めた松川さん。
本業の農業のかたわら、効率よく収入を得るためにどのような工夫をされたのでしょうか。
・一つの楽曲にアレンジを加え、ジャズ風、ロック風などパターンをたくさん作る
・ベースやドラムなどあらかじめ作っておいたテンプレートを利用し、一から録音する手間を省く
・不採用された楽曲をAudiostockや配信サービスに上げる
・動画のBGMに使われる曲のニーズを先読みする。流行はもちろん季節もののタイミングやお国柄によって好まれるジャンルがある。
・円安のタイミングでは海外の配信サービスを利用する
・新作を定期的にアップする
作曲の技術だけではなく、常に情報のアップデートが必要なようです。
副業で農業はどう?
本業である農業には繁忙期と閑散期がある程度決まっています。松川さんの農園でも梅の収穫時期に収穫、選果作業など期間バイトの人を募集しています。
しかしどこも人手不足でなかなか人が集まらないのが現状のよう。
トライしやすい条件とは何かを参加者に聞いてみました。
・家事や子供のお迎えまでの、2時間程度の隙間時間でできるならやりたい
・作業内容のマニュアルや写真などがあれば分かりやすい
・募集時に具体的な作業内容をあらかじめ知っていると応募しやすい
また、希望する収入はどれくらい希望するかを聞いたところ、多ければ多いほどいいという人と、扶養範囲内がいいという二組に分かれることが分かりました。
期間バイトの軽作業で収入をガッツリ、という人は難しいかもしれません。収入以外の部分だと職場の働きやすさや仕事内容の安心感が重要とのことです。
主婦層やシニア層、スキマ時間の限られた時間しかないけど働きたい!という人向けに具体的な業務内容が分かるような募集内容だと集まりやすいかも!?
松川さんの思い出のおやつ
今回のおやつは正栄デリシィの「サク山チョコ次郎」。
バンド仲間から「これ美味しいよ」と教えられて一時期ハマったとか。パッケージの独特なシュール加減と懐かしい味です。今回は定番のチョコ味と、期間限定のいちご味とともに。