好きなものを大切にしながら、自分のペースでお仕事を
ある日のTETAUのFacebook投稿(一部抜粋)です。
\あえてリアルで会うということ〜TETAUあるある?!/
テレワークをしていると、一緒にお仕事をする人とは一度は会ってみたいと思うようになりました。相手の雰囲気や感覚は会ってみないとなかなかつかめませんし、なんといっても会えるととてもうれしいんです!
リアルでちょこっと会って、あとは安心して家にいながらチームで仕事ができる。
私にとっては最高の働き方かもしれない・・・と感じています。
バーチャルオフィスも対面で会うことも、私にとっては大切なコミュニケーションツール。自分の中でいいバランスをみつけ、チームの力になりたいと思っています。
これは私たちテレワーカーが利用する「ovice」というオンライン上のコミュニケーションツールを紹介したときの記事です。
この文章を書いたのは、佐田さん。
現在ライターとして、主にTETAUのFacebook投稿や、さまざまなプロジェクトに参加し、記事執筆に取り組んでいます。
「まさか私が文章を書くお仕事ができるようになるなんて。誰より自分が一番驚いています」。
はにかみながらこう話してくれました。
佐田さんの文章は、温かい。
私は、自分に寄り添ってくれるような佐田さんの文章を読むと、ほっこりとした優しい気持ちになります。
文章にそのままあふれ出る佐田さんの魅力。
どんな想いでテレワークのお仕事に向き合っているのか、お話を伺いました。
パニック障害と共に歩んだ数年を経て、テレワークと出会う
佐田さんがテレワークと出会ったきっかけは、「家で働くカレッジ」に参加していた3期生の友人からの紹介でした。
パニック障害でいつ体調を崩して仕事に行けなくなるかもしれないという不安を抱えていたため、「家で働けたらいいな」と思い「テレワーク養成研修」に参加しました。
「前職を辞めて、一年間、少しだけTETAUでお仕事をいただきながらゆったり過ごさせてもらいました」。
TETAUはひとりひとりの価値観や特性、スキルを生かして課題解決と価値創造に取り組んでいます。
まずは自分の形を知ること。
そして、それを表現することを大切にしています。
「TETAUに出会えたことで自分に『どんな時間が好き?』『どんなときに気持ちよく過ごせる?』と、目を向けられるようになりました。
こころにゆとりができたのかな。
TETAUのみなさんが、イキイキ楽しそうに仕事されているのも刺激になりました」。
佐田さんは現在、テレワークでライティングとBPOのお仕事をされています。
「ライティングでは、『もっと佐田さんを出して書いていいよ』といわれ、最初はどういうことかよくわからなかったです。
フィードバックの受け止め方もわからず、半月ほど置いておいたことも。
しかし回数を重ねていくうちに、だんだんと自分の『好き』のポイントがわかるようになってきました。
訪れた学校で子どもたちが一生懸命に取り組んでいる姿や、TETAUの細かですてきなところ、私の心がぐっと動いた瞬間を、SNSで発信していきたいなと思っています。
『読み手の気持ちになること』はまだちょっと難しいですけれどね」。
佐田さんは取材も兼ねて、さまざまな活動にも足を運んでいます。
特に学校の授業への参加が、とても楽しいそうです。
「子どもが好き。会うたびに表情が変わっていったり、成長を肌で感じられたりすることがうれしいです。いい経験をさせていただいています」。
以前は、絵本の読み聞かせボランティアもされていた佐田さん。
わが家の子どもたちにも、いつも穏やかに接してくださり、佐田さんの愛情あふれる笑顔に、たくさん元気をいただいています。
「これ、私はやりたい?」と自分に問いかけ
佐田さんのチャットのアイコンは、愛犬JIN(ジン)くん。
かわいらしいJINくんの写真がパソコンの画面に現れるたびに、私は癒されています。
「一番大切なのは、『心身の健康と家族の笑顔』ですね。
毎日のJINくんとの散歩と、週末は自然に囲まれる時間を持つこと。
家族が喜ぶ食事を考える、惣菜作りも大切な時間。
植物や土に触れるなど、一人の時間を持つことを大切にしています。
県外に住む息子たちが帰ってくるときは、できれば家にいて迎えたいなと思っています」。
「息子らへの押しつけ愛情!」と笑う佐田さんもかわいいです。
「好きなことをさせてくれてる旦那さんにも感謝ですね~。収入めっちゃ減ったのに!
『心が健康になるのは、お金じゃないんやな~』って思ってます。
そしてなにより、やりたいことを選ばせてくれるTETAUの存在がとても大きいです。
無理をしないで、『これ、私はやりたい?』と自分に問いかけさせてくれる環境。
自分の好きなものを大切にしつつ、自分のペースでお仕事させてもらえるのがありがたいです」。
「できなくてもいい、誰かがそこを埋めるから」
「集いの場」で一番印象的だったできことです。
「あるお話から、『TETAUは困ったときは助けてといえる場なんですね』と聞くと、
『助けてというか・・・補い合ってる感じです』と言われた言葉に目から鱗が落ちました。
私はこれまで『できなくてごめんなさい』と思いながら生きてきました。
しかし『補い合っている』という言葉を聞き、私は迷いなくTETAUで働きたいと思いました」と佐田さんは言います。
誰かの凹凸に、誰かの凹凸がはまってパズルができていく。
TETAUでは、こんな「パズル現象」が空気のように受け入れられています。
佐田さんと一緒にいるとき、私もこの瞬間にもう何度も立ち合いました。
「またはまりましたね!」
クスっと笑いながらそう声をかけてくれる佐田さん。
一言一言が、温かく優しい。
「『TETAUでは、何回失敗してもいいし、わからんかったら何回でも聞いてくれたらいい。
佐田さんが、好きでやりたい!と思うなら、付き合います!』
こんな姿勢で向き合ってもらえることが、すごくうれしかったです。
似たことはこれまでも言われたことはあるけれど、本気でそう思ってくれているのがめちゃくちゃ伝わってきました。
学びたいことを学ぶ、これが勉強なんだと初めて気づいた感じ。
50年近く生きてきて初めて(笑)
だから楽しいんですね~」
「うんうん!」「そうそう!」
佐田さんのお話に、私は思わず頷いてばかりでした。
いつもたくさんの共感が得られている佐田さんのSNS投稿文。
温かな人柄あふれる佐田さんの文章が、私は大好きです。
これからのお仕事への向き合い方について、佐田さんは笑顔で語ってくださりました。
「外に出るとそれだけで元気がでるので、外で働く仕事(みかん農家さんの手伝い)もしつつ、TETAUでのお仕事をマイペースに続けたいですね。
自分に『これ、やりたい?』って確認しながら」。