家ではたらくための6つの目標

家ではたらくカレッジ

家ではたらくための6つの目標

家で働けたら…子育てや介護、病気や障害などで働きにくさを抱えているとき、もし家で働けたら安心するという人が多いのではないでしょうか。
家で働く一つの選択肢として「自営型テレワーカー」という働き方があります。

どうやったら家で働けるようになるのでしょうか?
全員に共通する6つの目標をシェアします。

目次

  1. デジタルやインターネットに慣れる
  2. デジタルコミュニケーションに慣れる
  3. 自分の機嫌は自分で取るマインドを身につける
  4. 自律的な学び(独学)を身につける
  5. 自分の専門分野を決め、自分を表現できる
  6. 自分を知り、言語化できる

デジタルやインターネットに慣れる

「わたし、パソコンは苦手なんです」「全然使えないんです」
わたしたちのカレッジに来る方はみなさんそうおっしゃいます。

逆に「パソコンは得意なんです」とおっしゃる方が、仕事となると全然使えない、という場合も少なくありません。

パソコンはいろんなことができるので、全体像を理解しにくいですよね。

「パソコンのことを勉強してから…」と考える人が多いですが、それはとても難しいことです。

例えば、包丁を使うのに勉強してから使いますか?子どもに包丁の使い方を教えるとしたら「まずはやってみよう!」と言いませんか?

最初は「猫の手にして…」「しっかり握って…」と恐る恐る使っている包丁も、いつの間にか何も考えずに使っているのではないでしょうか?

自動車を運転できる人は、もっとイメージできるかもしれません。
免許取得前はやることがたくさんありすぎて、「本当にできるようになるのかな」と思いました。
しかし、なんとかなるもので、あんなに複雑な動作もできるようになっていきます。

パソコンも同じ「道具」です。
頭で考えながら使っているうちは、まだ使えるようにはなっていません。
実際に使いながら覚えていくことがとても必要です。

そのために必要なのは「パソコンを使う環境」
毎日使うことで必ず慣れていきます。

しかし、なかなかその環境を作るのは難しいもの。
家ではたらくカレッジでは、仲間と一緒に毎日パソコンを使う環境を作っていきます。

テキストのコミュニケーションに慣れる

家ではたらくには、デジタルでのコミュニケーションが欠かせません。

デジタル上でのコミュニケーションは、テキストでのやり取りがほとんど。そしてお顔だけ見えるオンラインミーティング。その2つで成り立っています。

対面してのお話なら得意なのに…と思う方は、
ノンバーバルコミュニケーション(非言語でのやり取り)や、相手の受け取る力に頼っている可能性があります。

テキストでのコミュニケーションを円滑にするには、「文章を書く力」と「文章を読み取る力」の2つのスキルを身につける必要があります。

これは学んで身につけることと、慣れて身につける2つの工程が必要です。

コミュニケーションは相手がいないと練習しにくいので、これも「環境」が必要です。

自分の機嫌は自分で取るマインドを身につける

家ではたらくということは、同じ空間で働いている人がいない、ということです。
同じ職場ではたらく人がいれば、「辛そうだけど大丈夫?」と声をかけてくれたり、「あのクライアント、信じられない!」と愚痴を言ったりして、自分の感情をフラットにし、仕事を続けていくこともできますが、一緒に働く人がいない環境ではそれができません。

もちろん、人間関係の煩わしさが少ない、というメリットもありますが、特に初期は相談したいことが多いので、ひとりで働くことに孤独感を感じる人もいると思います。

仲間をつくれば解消することもありますが、同じ職場で働いているのと同じように状況を理解してもらうのは難しいことです。

そんな中で身につけなければならないのは、「自分の機嫌は自分で取るマインド」です。
自分の価値観を知り、他人の価値観を受け入れることで、機嫌を取ることが上手になってきます。

家ではたらくカレッジでは、はたらく価値観カードのワークや心理士の先生による「価値観ワーク」で自分の価値観を知っていくことができます。仲間も一緒に行うことで他の方の価値観を知り、受け入れていくことも容易になっていきます。

自律的な学び(独学)を身につける

「教えてもらえれば…」と言われることは少なくありません。

わたしたちのカレッジは、初期の学びを促進するために一緒に学んでいくのですが、そのステップを進めるごとに一緒に学ぶのが難しくなっていきます。
会社や組織であれば、安定したサービスを提供するために、同じ形を目標にして学んでいくことも多くあると思いますが、自営型テレワーカーはそれぞれの形を作っていくことになります。

特にさまざまな働きにくさを持っている方にとっては、本人に合わせた形をつくることが継続するために大切なこと。

だから、「教えてもらう」には限度がある、と思ってください。
自律的な学びには「自分の目指す形」を決め、目指す形と比較したときの「現在の課題」を発見し、「何を学べば良いのかを見出す」ことが必要です。

自分の専門分野を決め、自分を表現できること

世の中にはマニュアルがあり、しっかり指導してもらえる仕事もたくさんあります。
しかし自営型テレワーカーという働き方は、そういう仕事は少なく、あったとしても報酬が安いのが事実。誰でもできる仕事は常に人気があり、競争率も高いです。

自営型テレワーカーに発注する企業のニーズは3つあります。

  1. 作業が大量にあり、社内ではこなせないので外注する
  2. 個人事業主や開業したてなどで、人手が足りないので外注する
  3. 社内に行える専門的な人がいないので外注する

という3つのニーズです。

1の「作業が大量にあり、社内ではこなせないので外注する」というニーズは、大量の作業を管理するディレクションの工程が必須となるので、まるっと外注できる企業に発注することが多いため、個人で受注することが難しい分野でもあります。

ディレクションを社内で行っていたり、ディレクターがクラウドソーシングを通じて発注することはあり、その場合は受けることが可能になりますが、発注単価が安いのがデメリット。
誰でもできる仕事なので、時給に換算するとものすごく低いこともあります。
自営型テレワーカーは個人事業主で労働基準法が適用されません。そのため時給も保証されません。その金額でもやりたい、という人が手を挙げる限り、相場で金額が決まっていきます。

2の「個人事業主や開業したてなどで、人手が足りないので外注する」というニーズは、とにかく「読解力・理解力・思考力」がポイント。

人手が足りないということは、指導や管理までしていられないことがほとんど。そこに時間がかかるのであれば自分でやったほうが早い、と思われてしまいます。
相手が何をしてほしいのかに気づき、それをしっかりと提供できるような力があれば、とても可能性があります。ただし、過去にそういう経験があったり、元々そういう能力に長けている人は良いですが、この経験を家で働きながらつけていく機会というのは多くはありません。

つまり1と2は、選択できるひとが限られているということです。
自分の空いた時間が少しでもお金になれば良い、と考える人は1の方法でも満足できるでしょう。また、理解力や思考力に自信がある人は、2の機会を逃すべきではありません。

しかし、1にも2にも当てはまらないケースがほとんどです。
だから、「自分の専門」を決めることがとても大切になってきます。

しかも、インターネットは多様な人材と繋がることができ、かつクライアントのニーズが多様化しています。
この状況においては、ただ「エクセルが使えます」は専門性とはいえません。
エクセルを使って何ができるのか、どういうことを提供したいのか、ということをいえてはじめて専門性となります。

「企業の事務の効率化を図るために、エクセルを活用して社内の事務の仕組みを作ります」というように、具体的にする必要があります。

ソフトフェアを使えることは、就職時のアピールにはなっても、広いインターネットの世界で活動する自営型テレワーカーには専門性にはならないということに注意してくださいね。

自分を知り、言語化できる

就職活動では履歴書を書いたり、面談したりして自分のことを伝えると思います。
自営型テレワーカーは仕事を得るたびにそれをやる、ということになります。
しかも、会社が履歴書を読んだり、面談したりする時間を用意してくれるわけではありません。

みなさんも買い物をするときには、瞬間的に買うものを決めていますよね。
値段、パッケージのイメージ、内容量、特徴などで買うものを検討しているはずです。
それと同じように、自営型テレワーカーは瞬間的に判断されていきます。

判断される項目は、実績数が最も大きな判断基準です。
さらに値段、経験値、能力、人間性などが判断されます。

まずは「自分のことを言語化する」ことからはじめましょう。
もちろん、「相手に訴求力のある書き方」は大切ですが、それはあくまでも言語化できた後の話。
言語化ができていないうちから訴求力を考えてもうまくはいきません。

言語化するためには、自分を知ること=メタ認知も大切なこと。
自分のことを知るためには社会の鏡に写す必要があり、ひとりでは難しいことでもあります。
仲間やライバルをつくることは、自分を知ることにもなり、またそれが自分の魅力を伝えるためにつながっています。

家ではたらくために一緒に学ぼう

家ではたらくために身につけなければならない6つの目標をご紹介しました。
ひとりではたらくことを、独学でひとりで身につけた人もたくさんいます。
もちろん、ひとりで目指していくのもとても素晴らしい選択です。

もし、ひとりでは難しいな、と感じたら、ぜひわたしたちの家ではたらくカレッジに参加してください。
和歌山県の委託事業で、和歌山県民限定での開催、参加は無料。
この機会をお見逃しなく!

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