年齢・世代に応じた「サポート」を展開しています – 通信のこのこ令和7年2月号(第11号)

みんなにおたよりプロジェクト

年齢・世代に応じた「サポート」を展開しています – 通信のこのこ令和7年2月号(第11号)

センター長あいさつ(藤藪庸一)

唐突ですが、四十歳代後半で病を患って以来、定期通院は欠かせず、五十歳代に入って、つくづく健康の大切さを実感しています。
先日、今年一番の寒波が来る直前、定期検診に行ってきました。検査した値が昨年の今頃から比べれば上昇、一昨年比では、さらに上昇。数値が上がらないようにしていくのは、なかなか難しいようです。
しかし、体感としては、一昨年よりも昨年、昨年よりも今年と、体力は戻ってきているように思っているのですが・・・。
睡眠時間も、以前に比べるとできるだけ多くとるようになりました。寝ると、体のむくみもひき、倦怠感も少ないです。食事については、身体の調子に配慮した内容と、食べる量も気を付けています。
散歩などの適度の運動も心がけています。
今年で私は53歳になります。身体が資本だとつくづく思います。
あと10年、20年、働ける体力と健康を保ちたいと思いつつ、牧師って定年がないことから、いつまで働くのか、どう働くのか、いや引き際も大事だなどと考えながら…。
それもこれも「健康が保たれてこそのことだぞ」と自分を戒めています。
今年一番の寒波、皆さん、いかがお過ごしですか?

年齢・世代に応じた「サポート」を展開しています

“のこのこ”と“白浜レスキューネットワーク”は途切れない支援をめざして

“くまのっ子児童家庭支援センターのこのこ”と、センターの母体である“特定非営利活動法人白浜レスキューネットワーク”では、各世代へのサポートが途切れないように、さまざまな事業を展開しています。
乳幼児からお年寄りまで、人命救済・生活自立支援・児童家庭支援・ボランティア参加に関する支援などを行っています。
今回は、世代ごとに“のこのこ”や“レスキュー”等の取組を紹介します。

児童家庭支援センターの役割の一つとして、まず保護者さんへの、妊娠・出産・育児についての相談について、ライン・メール・電話・来所・訪問にて対応しています。
乳幼児を対象とした事業として“のこのこ広場”を開催しています。
内容は、「親子広場」「親子リトミック」「のこのこ食堂」があります。
詳しくはこちらをご覧ください。


また、本年3月より新たに、「のびのびリトミック」を開始します。
詳しくは後述いたします。
こちらから市町村に出向いての取組としては、乳幼児健診に顔を出させてもらって、“のこのこ”の事業等を紹介させてもらっています。


小中高校生向けの“のこのこ”の支援としては、第一に相談活動があります。
これも、ライン・メール・電話・来所・訪問にて対応しており、お子さん本人や保護者、家族、学校の先生からの相談を受けています。
相談の中で、お子さんが学校に行けていないような場合に学習支援を実施することもあります。


“レスキュー”では、本部を置く白浜バプテスト教会で、学童保育事業「放課後クラブコペル君」、夏休みには、コペル君サマースペシャルとして昼食提供付きで児童を終日受け入れています。
その延長に「白浜シークキャンプ」と銘打つ二泊三日の宿泊キャンプを実施しています。


高校段階になると、島根県にある永島学園明誠高校の広域通信課程の学校生活拠点「和歌山白浜SHIP(シップ)」(藤藪庸一が理事長の学校法人めぐみ学園)があり、月曜から金曜まで生徒は登校して授業を受けています。
教室は、“のこのこ”の相談室の隣にあり、心理や福祉、教育の専門職スタッフに相談しやすい環境にあります。


乳幼児から高校生までの“のこのこ”の支援として、さらに付け加えれば、児童相談所や市町村、児童養護に関する各団体、学校等の連携協働をすすめ、ケース会議の参加や、支援に関わるチームのメンバーとしても働かせてもらっています。


成人段階の“レスキュー”の活動としては、「白浜いのちの電話」、レスキュー滞在者の生活の場の提供と、生活自立支援として弁当と惣菜の店「まちなかキッチン」や農産物生産・保養施設の管理等を行っています。
また、困っている家庭に、フードバンクや宅配無償弁当等の支援も行っています。


“のこのこ”と“白浜レスキューネットワーク”は、さまざまな関係機関とつながりながら、これからも途切れない支援をめざしていきます。

『のびのびリトミック』

3月より、2カ月に1度、新たな遊びの日『のびのびリトミック』をもうけることとなりました。
お申し込みは、こちらからお願いします。

**対象は?**

定員3組までです。
ちょっとうちの子心配だな…、誰に相談したら…、そんなお悩みをお持ちの保護者さんや、たくさんのお友達がいる場所が苦手な子どもさんが、音楽や遊びを通しゆったりと楽しめる場として利用していただきたいと思います。

**どういった場所?**

どこかで思い切り遊ばせてあげたいけど、行くと危なっかしいことばかりして…とか、おともだちとのトラブルが…、すぐに物を投げてしまって…など元気すぎるゆえの悩みや、大勢の人がいるところには入れなくて…お父さんやお母さんから全く離れられなくて…と不安がいっぱいのお子さんなど、遊ばせる場所に困って
いる保護者の方に少人数で安心して利用していただける場所にしたいと思います。

**何をするの?**

リトミック
歌をうたったり、楽器を鳴らして遊んだり、リズムに合わせて体を動かしたりして楽しみます。
できなくても大丈夫!興味のある部分だけ参加したり、周りの様子を見たり、音を聞いているだけでもいいんです。
体を使った遊びもします。
ボールを投げたり、ピョンピョン跳んだり、ゴロゴロ転がったり、ストレッチをしたり、親子で体を動かす遊びをしたりします。

おしゃべりタイム
集まった方たちと、スタッフとで、普段の生活の中での悩みや、困っていること、もちろん楽しいお話も、いろんなことをおしゃべりできる時間をもちたいと思います。

リトミックや体を動かすこと、用意されたものに子どもさんが興味を持たなかったり、やりたくないと言ったりしても大丈夫。
おうちの方がそういったことを気にせず、ちょっと息抜きできる場を目指しています。

知ろう、考えよう 子供と学校 その3 「子どもの発達段階とは」①

いっしょに学びませんか

今回は、子どもの発達段階という用語に注目します。文部科学省のとらえ方では、子どもは、乳幼児期(出生~6歳)、学童期(6歳から12歳)、青年前期中期(12歳から18歳)の段階を踏んで成長していくそうです。

【参考】https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/053/shiryo/attach/1282789.htm

子どもの成長過程においては、当然、個人差はあるものの、多くの子どもに共通して見られる発達段階ごとの特徴があるそうです。子どもは発達段階ごとに、視野を広げ、自己探求を深め、志を高めていきます。
ここからは、現代の子どもの成長に関して、まずは、乳幼児期に、重視すべき課題について、学んでいきます。


乳幼児期
乳幼児期は、母親や父親など特定の大人との間に、愛着関係を形成する時期です。乳幼児は、愛情に基づく情緒的な絆による安心感や信頼感の中ではぐくまれながら、さらに複数の人とのかかわりを深め、興味・関心の対象を広げ、認知(知識を得る働きのこと)や情緒([持続的な]気持ちの状態のこと)を発達させていきます。
また、身体の発達とともに、食事や排泄、衣服の着脱などの自立が可能になるとともに、食事や睡眠などの生活リズムが形成される時期でもあります。
さらに幼児期には、周囲の人や物、自然 などの環境とかかわり、全身で感じることにつながる体験を繰り返し有することで徐々に、自らと違う他者の存在やその視点に気づきはじめていきます。
いわば、遊びなどによる体験活動を中心に、道徳性(より善く生きようとする力)や社会性(社会の一員として生きる力)の原点を持つことになる時期です。


現在の我が国における乳幼児期の子育ての課題としては、親子関係では、親の子育てへの無関心や放任などの問題から、過保護や甘やかせすぎ、さらには虐待といった、多様な問題が指摘されています。
さらには、少子化の影響で、子ども同士の地域での触れ合いが減少している問題も見られます。


これらを踏まえて、乳幼児期における子どもの発達において、重視すべき課題としては、以下があげられます。
➀愛着の形成(人に対する基本的信頼感の獲得)
➁基本的な生活習慣の形成
➂道徳性や社会性の芽生えとなる遊びなどを通じた子ども同士の体験活動の充実
*次回は学童期を学びます。

ママと子ども(赤ちゃん)のほっとスペース のこのこ子ども(赤ちゃん)食堂

開催日

令和7年 2月17日(月) 11時~12時ごろ
令和7年 3月17日(月) 11時~12時ごろ(定員 20組)

※食堂のみの開催となります。広場はありません。
利用料:大人の方のみ100円

開催場所

白浜バプテストキリスト教会
白浜町3137-9
※駐車場は白浜はまゆう病院様の駐車場になります。

育児の悩みや離乳食の悩み相談もできます。
みんなで楽しくおしゃべりしながらリフレッシュできる時間を過ごしませんか。
是非お待ちしております。

ご予約はこちらから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdU5viaeXWrJgvLn3IuvgLpF7mKBNu64VHCTYOTUZCT_LIkrg/closedform?pli=1

くまのっ子児童家庭支援センターのこのこ

和歌山県西牟婁郡白浜町中1700-2 クオリティソフト株式会社 東館2階
TEL/FAX 0739-45-8818
E-mail nokonokojikasen@gmail.com
Instagram https://www.instagram.com/jikasennokonoko/?igsh=bWduOHN0dXIyOXA5