のこのこの活動を紹介します–通信のこのこ令和8年5月号(第2号)
巻頭言(センター長 藤藪庸一)
児童家庭支援センターの経営は、基本的には県からの補助金と指導委託料で成り立っています。
従って、センターの活動は、児童家庭支援センター設置運営要綱で定められている事業内容に規程されます。
事業内容は、通信先月号で紹介した通りです。
規定があるのは当然のことで、事業内容も大切なことばかりで、重要性もよく理解できます。
ただ、取りようによっては、要綱で定められている範囲の仕事をすればいいという考えに自分が至ってしまわないかと、心配してしまいます。
いくら頑張っても待遇が変わらないという考えに陥ってしまうかもしれない。
決められた枠の中で無理のない範囲で、わざわざ仕事を増やすことなど避けて、無難に働こうという考えが想起しないかと、時には思ってしまいます。
そんな時、児童家庭支援センターを立ち上げたいと思ったきっかけを思い出すようにしています。
白浜町で教育委員をさせていただく中で、学校を直接支援できるところがほしいとずっと考えていました。
中学校の相談室の仕事をさせていただいていた時は、児童・生徒や、子育てに苦労している親御さんを助けたいと思ってきました。
思いがあれば、今与えられているものをフルに使って何かできないかと考えます。
枠の内をさらに充実させながら、枠の外にも出来る可能性を探りたいのです。
さあ、この5月も思いを広げていきます。
のこのこの活動を紹介します
先月号では、「児童家庭支援センターってそもそも何をするところ?」というテーマで、国が示している「児童家庭支援センター設置運営要綱」より児家センについて説明しました。
今月号では、“のこのこ”が実際に行っている活動についてご紹介いたします。
のこのこが目指す活動、「連携と協働」
のこのこが、目指す活動として2点をあげています。
1つはさまざまな人々や団体のネットワーク作りにより、地域における児童家庭への支援がつながる(連携する)一助となること。
もう1つは、福祉、精神保健、教育等の地域における専門機関による児童家庭への支援を互いに協力して実施すること(協働する)の一助となること。
この2つを目指して活動してきました。
3年以上を経て少しずつですが、活動は充実しています。

活動エリア
のこのこは、紀南児童相談所と紀南児童相談所新宮分室の管轄である、紀南地域、みなべ町・田辺市・白浜町・上富田町・すさみ町・串本町・古座川町・那智勝浦町・太地町・新宮市・北山村が、活動エリアです。
センターの特色、専門職の配置
サポートを充実させるためのセンターの特色として専門職の配置があります。心理の専門職としての公認心理師(臨床心理士)、ソーシャルワーク・福祉の専門職としての精神保健福祉士・社会福祉士、保育・教育の専門職としての保育士・元教員、そして看護師によるスタッフでサポートチームを組織しています。
5つの事業を充実するために
先月号で、児家センの事業内容として、5つ紹介いたしました。
(1)地域・家庭からの相談に応ずる事業
(2)市町村の求めに応ずる事業
(3)都道府県、又は児童相談所からの受託による指導
(4)里親等への支援
(5)関係機関等との連携・連絡調整
これらの事業に取り組んで行くためには、まずセンターが、児童や家庭・地域・学校などの応援団であることと、そのことを知ってもらうことが大前提になります。
そこで、のこのこでは、児家センとして様々な活動に取り組んでいます。
多彩なセンターの活動
のこのこ相談
のこのこの主要な活動が、のこのこ相談です。18歳未満の児童に関わる困りごとや悩みについて一緒に考えさせてもらいます。
対象は、児童本人や保護者・家族はもちろん、近隣知人、学校、児童相談所、市町村、学校、福祉施設等々、どなたからでもお受けします。
方法は、ラインや電話、メール、来所、こちらからの訪問による相談があります。
また、関係機関の要請に応じて、心配な児童・家庭のケース会議に、心理士や相談員が出席させてもらっています。
のこのこ広場
乳幼児とその保護者・家族の集いの場として、のこのこ広場を企画しています。
広場では4種類の機会を準備しています。
(1)おやこ広場…月に2回、自由遊びや紙芝居などを行います。
(2)親子リトミック…月に1回実施します。
音楽に合わせて手足や体全体を動かす活動や楽器を鳴らすなど、子どもの感性や運動能力を育む音楽教育法です。
(3)のびのびリトミック…たくさんのお友だちがいる場所が苦手な子どもさんが、少人数でリトミックを楽しめる場です。
2か月に1度の割合で実施しています。
(4)のこのこ赤ちゃん食堂…月1回、幼児向けのメニューですが、どなたでも参加いただけます。
食事をしながらの豊かなコミュニケーションの場をめざしています。(子ども無料、大人の方は100円)

関係機関との連携
児童や家庭の困り感や悩み等への支援は、一つの専門機関だけではなかなかうまく行きません。
のこのこでは、児童相談所や市町村、児童養護や福祉に関わる各種団体、学校等との連携を密にしています。
最近では、市町の教育支援センターとも連携が進んでいます。
講演等の企画開催、講師派遣
講演会を企画しています。
また、市町や学校・関係機関の要請に応じて、のこのこから研修会等の講師派遣も行っています。
以上、のこのこの活動内容について、お伝えいたしました。
今後とも、さらに活動を活性化していきたいと考えます。


くまのっ子児童家庭支援センターのこのこ
和歌山県西牟婁郡白浜町3300-19-2F
TEL/FAX 0739-45-8818
E-mail nokonokojikasen@gmail.com
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