田並劇場

温故知新のアートと文化の発信基地

田並劇場 たなみげきじょう

電話番号
0735-70-1046
営業時間
カフェ営業日時 毎週月・水・土曜 13:00〜17:00
駐車場
すぐ隣に約3台分。(イベント時は臨時駐車場あり)
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田並劇場
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和歌山県串本町、JR田並駅すぐそばにある田並劇場は昭和25年に建てられ、地域の文化拠点の場所でした。全盛期には旅周りの一座による劇や映画の上映など、当時の最先端のエンターテイメントが提供されていました。

一時は町の人々でにぎわう場所でしたが、その後さまざまに転用された後、数10年にわたり放置され廃墟と化していたのをアーティストの林憲昭・澄蓮(すみれん)夫妻が2014年から4年間かけて修復。2018年の夏に映画上映会を開いて以来、毎月アート作品の展示や映画の上映、音楽イベントなどを開催し、文化の発信地としての役割を担っています。

修復作業中もマルシェやアートイベントの会場として開放し、地域とのつながりを探りました。
写真は2018年に行われた地元の中学生に向けたアートワークショップ。
同じく2018年にはフェデリコ・フェーリーニの名作「道」を上映。
2019年に行われた熊野在住の有志制作による「くまのじかるた」のかるた大会の様子。
同じく2019年には熊野エリアのフラ・サークル「Hula Kapli」の発表会も行われました。
Hula Kapliは田並劇場で定期的にレッスンも行っています。

田並劇場では他にも演劇の上演、落語会、講演会など、多岐にわたるイベントを行ってきました。

2020年に行われたイベント「メキシコ死者の日」ではメキシコ文化を紹介するスライドショーやメキシコ民謡のライブなどが行われました。

田並劇場ではカフェ営業も行っています。営業は月・水・土曜日とイベント開催日の日曜日です。自家焙煎コーヒーやこだわりの素材の焼き菓子などを楽しむことができます。

広々とした劇場内は子供連れでも安心してくつろぐことができます。書籍や漫画、絵本や遊具などもあります。

本州最南端にあり、かつては海外への出稼ぎ者も多く「アメリカ村」と呼ばれていた串本町。この町の文化の香りを残し、今、この時代のアートと人が交わる場として、常に新しい風を吹かせている田並劇場は、これからも要注目のスポットであることに間違いありません。