溝端 秀章

紀南Good

感性を引き出し、創作するよろこびを!

溝端 秀章 みぞばた ひであき

和歌山県の田辺市龍神村の案内マップやグッズのデザインをしたり、はたまた、イベントなどでは新聞紙で動物をつくるワークショップを開催したり。一つ一つのことを楽しみながらひたむきに取り組んでいる溝端秀章さん。
「改めて考えてみると、小学3年生の時に好きだったことができてるな。」
と、これまでのこと、これからのことを話してくれました。

東京で

高校卒業後は、東京でプロダクトや建築のデザインを学びました。
東京の建築事務所に就職し、建物の色彩計画や企業のイメージ戦略にあたるCI計画、コンピューターのデザインなどにも携わります。
独立後、自身のデザイン事務所「Mizo’s Environmental Graphics Associates = MEGA」を立ち上げ、大手の出版社5〜6社の外部デザイナーとして活躍しつつ、東京での仕事は順調でした。

出版社の取材で、たくさんの住宅を訪れる中で気になったのが「掛け時計」。建物のイメージに合う時計はとても少ないということが、強く印象に残ったそうです。

和歌山市で

「30歳手前で、地元である和歌山市に戻ることになりました。東京から離れることは、失うものも大きいけれど、和歌山でそれ以上のものを手に入れれば良いかと戻ってきた。」
東京で立ち上げた「MEGA」は継続。デザインの仕事だけではなく、わかやま絵本の会の設立や、企画会社を仲間とつくり、企業のイメージ戦略や商店街の活性化事業などに励んだそうです。

龍神村で

「これまではずっとデザイン受注の仕事。これからは、通常の仕事から距離を開けて、自分のための商品開発に自分のデザイン力を使おうと、仕事の優先順位を入れ替えたわけです。」
53歳で龍神村に拠点を移します。

作りたいのは、20代の頃からずっと思い続けていた、掛け時計。「時間にせかされない時計」がテーマです。

「地域特性をいかしたその土地の素材を使い、その土地に伝わる昔話しや伝説や人物の歴史的資源、そして野生動物などを取り入れていきたいね。昔話しのストーリーを元に、時計の着色を考えたり、ネーミングをしたり。自家製の自然塗料の原料には地元の素材を使いたいから、その辺りも学んでいかねば。」
アイデアがどんどん溢れてきます。

「小さい頃から、クリエイトすることが楽しいと思ってきたからね。子どもでも大人でも、 ブレイクスルーやって欲しいと思ってるのよ。それぞれが持っているすばらしい感性をもっと引き出し、創作するよろこびを味わって欲しいと思ってる。
時計作りはね、私にとってはオリンピックだよ!」と満面の笑みで話してくれました。

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