熊野古道

紀南Good

一度死んで生まれ変わる蘇りの巡礼道

熊野古道 くまのこどう

熊野古道は、和歌山県の熊野三山を目指した、各地から伸びる合計600kmほどの巡礼道。
そのうち世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されているのは200km。

「熊野」は神々が海の向こうに座すとされ、それを阻むような険しい地形の「果て」。
そこを目指すことで「死に、再び生まれ変わることができる」とされ、
「蘇りの地」として数千年たった今でも信仰を集めています。

2400万年前の噴火を起源とする自然の力でできた奇岩や滝をもとにした自然信仰の歴史や文化、
紀伊半島の中にギュッと詰まった多様な宗教観や多様性を認める思想、
エコロジー発祥の地だからこその豊かな自然など、
奥深く、興味の尽きない素晴らしい道です。

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