白浜レスキューネットワーク通信 1~3月号
自殺者救済活動
1月1日~1月31日
電話件数113件
共同生活者数12人
(男性7人、女性3人、中学1名、小学1名)
2月1日~2月29日
電話件数119件
保護件数2件(男性1名、女性1名)
帰宅件数2件(男性1名、女性1名)
共同生活者数12人
(男性7人、女性3人、中学1名、小学1名)
〇60代男性を保護。1週間ほどで和歌山市へ帰った。
〇女性を保護。帰宅。
3月1日~3月31日
電話件数120件
保護件数1件(男性1名)
帰宅件数1件(男性1名)
共同生活者数12人
(男性7人、女性3人、中学1名、小学1名)
〇9日、男性を保護。帰宅。
生活自立支援活動
4月に保護した女性は、ハンドベルを始めた。
1月15日に解雇となった男性は、躁鬱で入院している。
まちなかキッチンで働く30代男性は、返済を続けながらがんばっている。
聖歌隊もだんだん歌えるようになってきた。
まちなかキッチンで働く20代の男性は、家族が白浜に来た際に、家族と一緒に食事をした家族からまともになったと褒められていた。
まちなかキッチンとコンビニをかけもちしている20代女性は、遂に自分で生活していってみようと思い始めた。
5月ごろ自立を目指し次を捜し始めた。
紀南こころの医療センターに通院している50代男性は、通院と食事は欠かさずにいる。
そろそろ動こうと声をかけている。
独り言を言う女性は、2月に共同生活を飛び出し、二日間行方が分からなかった。
田辺市の福祉課から連絡があり、大阪に行くお金を貸してほしいと相談に来ているとのことで、迎えに行った。
その後3月末では共同生活にいさせてほしいと言っているが、行くところがないからではないかと思う。
行政とも相談しながら今後のことを考えている。
家族で共同生活に加わった40代男性とその子どもたち(中学2年男子、小学2年女子)は、男性が、体調が戻って来たので仕事時間を8時間に延長。
子どもたちもそれぞれ進級する。
1月に保護した60代男性は、農業と保養所の仕事に頑張っている。
12月から静岡県からインターンシップに来ている男性と二人部屋になり、気を遣いながらもいい関係を作っている。
保護観察処分中の男性は、まちなかキッチンで働きながら、計画的に借金の返済を行っている。歯の治療もずっと続けている。
自殺予防活動
フードバンク、フードドライブ
グルメシティ白浜店、新庄店、東陽店、明洋店、万呂店、田辺ショッピングセンター、御坊店、各店舗のご協力をいただいている。
一度、田辺にできたフードバンクにお米を提供した。
明誠高校和歌山白浜SHIP(定時制高校)
二年生3名、一年生2名。全員進級できそうだ。
4月からは、開校以来初めて三学年そろうことになる。
そのため、教会では手狭になるので、クオリティソフト(株)の東館2階に教室をお借りして運営していくことになった。
これまで中心スタッフとして働いてくださっていたアン・テイラーさんが3月末で退職した。これまでの働きに感謝。
また、体育の平田先生も、新年度の移動などで4月から来ることができなくなるということで辞められた。これまでの働きに感謝。
少年少女漂流隊
白浜第一小学校のクラブ活動に講師を派遣し防災をテーマにいろんな体験学習を行っている。
・災害鍋
・炭火でバームクーヘン
コペルくん
アンさんが辞められるので、今後の運営の仕方に工夫が必要になる。
時間のやりくりと人のやりくりを考えている。
くまのっ子児童家庭支援センターのこのこ
昨年5月に開所して以来、3月末で、570件を超える相談を受けてきた。
個人、学校、行政、各種団体、様々なところから相談が寄せられた。
心理士をもう一人増やして、対応していこうと準備している。
4月から、クオリティソフト(株)の東館2階に移転。明誠高校と同じところで相談活動を行う。
西牟婁郡内の要対協との連携も取れてきている。
代表者会議や実務者会議にスタッフを派遣できるようになってきた。
募金を始めました。
江見太郎牧師が1979年に活動を始めてから、1700人超える人を保護し、社会復帰へと、支援してきた。
1999年に私が引き継いでからでも保護して一緒に生活してきた人の数は、1000人をこえた。
現在、共同生活の場、学生寮として使っている施設はどれも築50年を超え、雨漏れ、ヒビ割れ、傾きなどなど、建物自体の老朽化がすすんでいる。
その都度修繕を重ねてきたが、追いつかず、配管が古くて水圧に耐えられず破損するなどの修理の費用が嵩むようになり、騙し騙し使ってきたが、もう建て替えた方がいいのではないかとところまできてしまった。
そこで、改めて建て替えるならばと、今後のビジョンを加えて、新施設建設を祈り始めた。
エジソンハウス構想は、私たちにとっては、夢物語ではなく、これまでの活動の延長線上にある実現可能な社会のセーフティーネットの仕組みだと思っている。
ぜひ、応援よろしくお願いします。
寄付ページ
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理事長 藤藪庸一