子育てセミナー(1)(2)を開きます–通信のこのこ令和8年8月号(第5号)
巻頭言(センター長 藤藪庸一)
のこのこの運営団体である白浜レスキューネットワークは、この夏も、小学生のキャンプを3つ運営します。
どのキャンプも定員いっぱいの25名が参加してくれています。
ここまで2つのキャンプを終えました。
キャンプの名前はSEEKキャンプです。
今年で5年目を迎えます。
SEEKとは、求める、探すという意味です。
子どもたちに、大自然の中で、様々な体験を分かち合い、今まで知らなかったものを見つけることを目的としています。
見つけたものから興味を膨らませ、将来に渡って、子どもたちが自分の人生の中で探求していくきっかけを作ることができたらと願っています。
また、このキャンプは、日常を離れて、参加した子どもたちが、人として大切なことを分かち合う時間を持つことも狙いです。
今回のキャンプのテーマは「私たちは良いことをするために造られた」です。
キャンプに参加した子どもたちの感想を見ると、キャンプで分かち合ったアフガニスタン復興に尽力された、故中村哲医師の諦めない姿勢について、多くの子どもたちが触れていました。
そのことがとてもうれしく、自分にも、人のために何かできることがあるんじゃないかと考えてくれたことが、今後、子どもたちの中でどのように膨らんでいくのか楽しみとなりました。
さあ、3つ目も、遊びも、学びも、体験も、子どもたちの期待の一歩先を提供できるように頑張りたいと思います。
子育てセミナー(1)(2)を開きます
10月13日(火)と12月1日(火)に、主催:白浜レスキューネットワーク、運営:くまのっ子児童家庭支援センターのこのこで、「子育てセミナー(1)(2)」を開催します。
会場はいずれも、白浜町児童館です。

セミナーは、乳幼児の子育て中の保護者や家族の方、福祉や教育関係の方々や地域の方々どなたでも、ご参加いただけます。
「頑張るママ・パパ・支援者のための肩の力を抜いて楽しむ子育て~心と体をほぐして、子育ての悩みを解消しませんか?」と銘打って、開催します。
講師は田中知恵さんです。
地域で多くの親子に寄り添ってきた上富田在住の助産師の先生です。
また、保育所・幼稚園・地域での講演や小中学校の出張授業に引っ張りだこの先生です。
温かいまなざしで、日ごろの子育てがちょっと楽になるヒントを届けてくれます。
当日は、2回とも10時から始めて、約90分で全体会を終了して、その後は、自由参加で、講師やスタッフとのおしゃべりタイム、相談会といたします。
参加は2回でも、いずれか1回でもかまいません。
お待ちしています。
※LINEでもお電話でも申し込みいただけます
TEL:0739-45-8818
LINE:https://line.me/ti/p/aL9g3b6wSN
LINEでお申し込みの場合は氏名を送っていただくと返信いたします。
※水分補給用の飲み物、タオル等、動きやすい服装でお越しください。
お子さまと一緒に参加可能です。

夏休み後半から、休み明けの子どもたち
小学校高学年期から中学生期の関わり方
今年の夏も厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、高学年期から中学生期に焦点をあて、夏休み終盤から二学期にかけて見られやすい心身の変化と家庭でできるかかわり方についてご紹介します。
この時期、子どもたちは二学期を楽しみにしている一方で、「学級でうまく過ごせるかな?」「勉強についていけるかな?」「友だちとの関係は大丈夫かな?」などさまざまな不安や緊張を感じやすくなる頃です。
特に高学年から中学生にかけては、こころも身体も大きく変化、成長する時期です。
自分自身や、他者とのかかわりについて深く考えるようになります。
すると、自分で解決しようとする一方で、「周りに心配をかけたくない」「うまく説明ができない」と悩みを抱えてしまったり、何に悩んでいるのか分からなくなったりすることがあります。
そうなると、夏休み明けに不安や緊張が現れることは自然なことです。
適度であるならばがんばる源にもなります。
ただ、不安や緊張が大きくなりすぎると、こころや体、行動に困ってしまうかたちで表現されます。
夏休み後半から二学期にかけて見られやすい子どもたちの心身の変化
①態度の変化
・学校の話題には、表情が曇る。話を避ける
・なんとなく元気がない
・ぼんやりと過ごす時間が増える
・好きなことでも楽しめず、やる気がでない
・心配することが増える
・周りの人の目を気にする様子が見られる
・ちょっとしたことで落ち込む、泣く
②身体の変化
・朝になると「頭痛」や「腹痛」を訴える
・食欲の減退、反対に増加がみられる
・なかなか寝つけない、朝起きられない
・「疲れた」「しんどい」「だるい」が口癖に
・肩や首が凝っている様子が見られる
・風邪ではないのに不調の日が続く
③行動の変化
・生活リズムが一段と乱れていく
・「学校に行きたくない」と話す
・笑顔が少なくなる
・些細なことで怒りっぽくなる
・反抗的な態度が増える
・普段より甘えたり、そばにいたがる
・家族との会話が減る(一人でいたがる)

関わるうえでのポイント
① 「いつもとの違い」に目を向ける
ひとつひとつの反応や行動ではなく、「普段」「いつも」と比べてどのような変化がみられるかという視点が大事です。
前述したように、子どもたちは不安や緊張、しんどさや悩みに気づくことは苦手です。
変化を言語化することは困難です。
だからこそ、大人たちが変化に気づき、気づきを言葉にして伝えることが大切になります。
例:「最近、元気がないように見えるね」「いつもより疲れているように感じるよ」「イライラすることが増えているように見えるよ」
家族の気づきは、子どもにとって「自分のことを見てくれている」という安心感や、気持ちを整理するきっかけにもつながります。
② 気持ちを否定せず、まず受け止める
「そんなこと気にしなくていいよ。」「頑張れば何とかなるよ。」と励ます前に、「そう感じているんだね。」「学校が始まると思うと心配になるよね。」など、お子さんの気持ちを受け止めることが大切です。
すると、「話しても大丈夫」と感じやすくなり、安心して相談しやすい関係作りの土台となります。
③ 理由を急いで聞き出そうとしない
「どうして学校に行きたくないの?」「何があったの?」とすぐに理由を尋ねたくなりますが、多くの場合、応えることがむずかしいです。
理由を訊くのを急がず、「何か気になることがあるのかな。」「話したくなったらいつでも聞くよ。」と伝え、安心して話せる雰囲気をつくることが大切です。
④ 生活リズムを少しずつ普段モードに戻す
始業式の約1週間ほど前から、生活リズムを整えていくことも大切です。
新学期の学校生活へ移行しやすくなりますし、心身へのストレス・負担の軽減にもつながります。
・起床時間を徐々に普段の生活に戻していく
・夜更かしを少しずつ減らす
・朝食を食べる(できるだけ同じ時間帯に)
・適度に体を動かす(朝夕など涼しい時間帯に散歩、室内で一緒にストレッチなど)
生活リズムを整える際には、お子さんと一緒に考えてみることです。
自分で考え、決めたことは、親に一方的に決められることよりも取り組みやすくなります。
また、話し合うことで、お子さんの今の気持ちや考えを知るきっかけにもなり得ます。
保護者の皆様にとっても心配や戸惑いが生じやすい時期
①子供たちのしんどさの複雑さ
お子さんの様子が気になることがあれば、ご家庭で抱え込まず、信頼できる人や学校、相談機関などに相談する、話を聞いてもらうことも大事にしてください。
子どもたちは、家庭と学校で異なる様子を見せることがあります(家庭では元気に過ごしていても学校では不安を抱えていたり、学校でがんばっている分、家庭で疲れや甘えが出たりなど)。
子どもたちのしんどさは様々で、複雑に絡み合っており、すぐに解決ができないことも多いです。
②理解の幅とつながりを広げる
だからこそ、子どもたちをさまざまな視点で見守っていく理解の幅を、保護者の皆様が、支えてくれる方々と一緒に広げ、深めていくことが重要です。
かかわる側の保護者の皆様が「一人ではない」「支えられている」と感じられることが、お子さんの支えに、安心・安全感につながります。
③どうぞ、ご相談ください
保護者の皆様が一人で抱え込んで孤立していくことがないように、のこのこも一緒に考え、少しでも皆様のお力になれればと思っております。
どんな些細なことでもかまいません。
気になること、心配なことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
くまのっ子児童家庭支援センターのこのこ
和歌山県西牟婁郡白浜町3300-19-2F
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