フルーツを通して広がる世界
新谷 睦子 しんや むつこ
フルーツを手に取り、重さ、香り、質感を味わっています。
新谷さんが、フルーツカッティングをする前のルーティン。
この瞬間が、とても幸せそうなんです。
始まりは、飲食業で働いていた頃に出かけた食材フェア。
自分が選んだ果物が、目の前でカットされて提供された時、これだ!と思ったそう。
そこからは、独学。
フルーツカッティングをネットで検索、写真と同じように作ってみて、「できた!」という喜びがステップアップにつながりました。
当時、小学校低学年だったお孫さんが興味を持ったことも、モチベーションになっていたそうです。
“フルーツを楽しむMucha”を掲げ、勉強会に参加したり、実際に農作業を手伝ったり、今でも常にアンテナを張って情報をキャッチしています。
「こんなに継続できることに出会えるなんて想像してなかった。」と、これまでの10年間を振り返っていました。
「生産者さんに直接会って話をすることは、とても勉強になります。どんなふうに栽培されてるのかを知ると、無駄なく使いたい、より良いカットを考えたいって思うんです。これからは、生産者さんと食べる人をつなげる役割もできたら嬉しいなぁ。」
名刺に書かれている“フルーツを楽しむ空間づくり petit-smile(プティスマイル)”は、新谷さんをそのまま表している言葉です。
大好きなことを通して出会う人、そして、その先に広がる世界。
フルーツカッティングを誰よりも楽しんでいる新谷さんだからこそ、作り出せる空間です。