自分に向き合う時間が大切。
一石 有紀 いちいし ゆき
高校生と中学生のお子さんがいるようにはとても見えない、白い肌が透き通るような一石さん。2人目の妊娠の時にマタニティヨガに出会いました。
「産院のヨガクラスで出会ったママさんたちと産後もちょくちょく集まっていたんです。その時に、産院のヨガ、すごくよかったよね、近所でないかな?という話になったんです」と一石さんは振り返ります。
そこで、ご近所に住むヨガ講師に働きかけ、赤ちゃん連れで受講できるヨガクラスの開催をお願いしました。
「そのクラスは私たちにとってよりどころとなりました。子供たちもヨガマットを敷くと、そこからはママの時間なんだ、ということがわかるみたいで、自分たちで遊んでいてくれるんです。」
子連れのヨガは大人だけのクラスとは違い、ずっとヨガに集中できるわけではありません。しかしそれでも、こわばった体を少しでもほぐすことができ、ココロもリラックスできます。また、子供と2人きりではない時間も、子育て中のお母さんには大切なものなのです。
子育てがひと段落した一石さんはその後、全米ヨガアライアンス認定ヨガインストラクター資格など、いくつかの資格を取得。
「自分がやってもらったことをお返ししたいなという思いがあって、子供連れの産後ヨガクラスを自宅で開きました。そのクラスが私の原点ですね。」 2022年現在も、週1回の夜のヨガクラスを持っているほか、予約制のプライベートヨガクラスも受け付けています。
「別にヨガじゃなくてもいいんです。おいしいものを食べるとか、コーヒーを一杯飲むとか。」
子育て中でも仕事をしていても、大切なのは自分に向き合う時間だと語る一石さん。
「ほんとに5分でもいいんです。ヨガと言っても別にポーズを取る必要はないんです。怒りっぽくなってきていたら呼吸が浅くなっているのかもしれない、だから呼吸を深くとってみようとか、そういう気づきを得て、生活の中でヨガの知恵を生かしてもらうだけでいいんです。私もそうやって、ゆるりとヨガを続けてきましたから。」
一石さんの趣味は体を動かすこと。休みの日には熊野古道を歩いたりするそうです。なるほど、やはりそこはヨガの先生、とてもアクティブなように思えますが、、、。
「ちょっと外に出よう、ということで気軽に出かけられるお出かけをしています。」
あくまでも、ゆるりと、マイペース。ヨガのハードルを優しく下げてくれる、一石さんのクラスなら、長―く続けられそうな気がします。
Instagram:yukiyoga_yururi