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大きな心で受け止めてくれます。

城 皆子 ( じょう みなこ )

「カラスノエンドウとスズメノエンドウがあるのをご存じですか?」城先生から、こんな問いかけをいただきました。

公立保育園の園長先生をされていた城皆子さん。職を退かれた今でも、子育てをしている方の相談役として、また、子育て支援の勉強会では講師として、和歌山県内あちらこちらで活躍されています。

珍しい花の種を取り寄せて育てるほど、ガーデニングに夢中になっていた時期があるそうです。花だけでなく昆虫観察にも興味があり、園児たちに花や昆虫の名前をたくさん教えてあげていたとのこと。
「子どもたちは、覚えた花の名前を自慢げに教えてくれるんですよ。一緒にお散歩に行くのが楽しかったです。」

約30年にわたり、保育士として働いてこられた城先生。でも、最初から保育士だったわけではありません。
「元々は中・高等学校の教員をしていたんです。その後、保育園で働いてくれないかと声をかけられてね。今から思うと素敵なご縁をいただきました。」
改めて保育士の資格を取り、勤務先の先輩に教えてもらいながらの仕事。新しい世界に違和感を感じたのは、歌と挨拶がいつもセットということでした。音楽に合わせて挨拶をしなければという決まりはないはず。そう思ってからは、「お歌に合わせてご挨拶したい?それとも、お歌なしでご挨拶する?」と子どもたちの意見を聞くようにしていたそうです。

いろいろな角度から物事を見て、世界を広げること、そして、様々な選択肢や価値観があることを知り、自分で考え決めていくこと。これが、子どもにも、そして、私たち大人にも大切なことだというメッセージをいただきました。

カラスノエンドウとスズメノエンドウは、大きさが違うだけで、よく似たマメ科の植物。
「その中間サイズもあるんですよ。名前、わかります?」
「ハトノエンドウですか?」
「そうだとよかったんだけど、カスマグサって言うんです。カラスとスズメの間でカスマ。しかもエンドウにならずクサになっちゃって。雑に名前を付けられちゃったね」

城先生から優しく語られる言葉が、心地よく、穏やかに響きます。
「この頃は、自然そのものが大きな庭だと感じるように。すると、全てが愛おしく思えてくるんですよ」と話してくれました。

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