白良浜

観光地・観光施設

名の通りの白い砂浜と青い海!

白良浜 しららはま

【Goodなポイント!】眩しいほどの白い砂浜。どこを撮っても映える写真が撮れます。穏やかな波の音が心を癒してくれます。海水浴場として知られている白良浜。夏場は混み合うので、秋〜春の閑散期に行くことが多いのですが、天気の良い日は本当に水がきれいで、波打ち際で遊んでいると気持ちがスッと軽くなるようです。白浜海岸公園(通称たこ公園)が隣接していて、子どもたちの遊び場にはぴったり。夏場は駐車場が有料になりますが、閑散期は駐車場も無料です。

電話番号
0739-43-6588(白浜町 観光課)
駐車場
有(時期によって有料の場合あり・60台)

まるで粉砂糖!真っ白な砂が心地よい白良浜

「粉砂糖のついたドーナツを、風の強い日に白良浜で子どもに食べさせたらえらいことやった~」

白良浜の話をしていたとき、こんなエピソードを聞いた。

粉砂糖なのか、砂なのかがわからなくなった常態のドーナツをじゃりじゃりと頬張る子どもの姿。
想像するだけで、つい笑ってしまう。

「白浜」の名前の由来ともなった「白良浜」。
粉砂糖のように真っ白でさらさらとした白良浜の砂は、波などで細かく砕かれた珪砂砂岩(けいささがん)と呼ばれる鉱物由来の砂岩からできている。
ガラスの原料としても使用される珪酸(けいさん)を含むこの砂は、水晶の仲間でもあるという。

さらさら。きらきら。気持ちいい。
わが家の子どもたちは、砂浜へと続く階段を降りた途端に、靴と靴下を脱ぐ。
まるで土足禁止の場所に立ち入るかのように。
「裸足にならなくてはいけない」と、体が言っているのだろう。
心地よいサラサラとした砂の感触は、大人の私でもずっと踏みしめていたくなる。

わが家が白良浜を訪れるのは、主に冬の時期。
夏にはエメラルドグリーンの輝きを放ち、真っ白な砂浜に色とりどりのパラソルやテントが咲き誇る白良浜。
ワイキキビーチと友好姉妹浜を提携している白良浜は、まるでハワイ。

本州屈指の南国リゾートを味わえる夏の白良浜も魅力的であるが、
海の色が青さを増す、冬の白良浜もまた美しい。
なにより、冬の時期は駐車場が無料となるのがうれしい。

白良浜で砂遊び

穏やかな潮風を浴び、波音に包まれながら、最高級の砂で砂遊び。
子どもの「砂場」には贅沢過ぎる場所である。
いや、むしろ大人が夢中になる。
子どもたちが大きな砂山を作る傍ら、私は砂のケーキを作り始める。
「粉砂糖」をまぶしては、子どもたちに「触らないで~」「崩さないで~」と本気になる。
そして隣では、夫が盛大なトンネルを掘り始める。

冬の白良浜にも、多くの観光客が訪れる。
約620mにわたって弧を描く浜辺を、ゆっくりと散歩する人々。
写真を撮る人々。白良浜は、どこを撮っても映える。
のんびりと海を眺める人々も。

そんななか、フルセットの砂場道具を持ち込み、黙々とそれぞれの「制作物」に取り組む家族の姿は、少し異様かもしれない。
それでも、このさらさらの砂の感触が心地ちよくて、つい時間を忘れて没頭してしまう。

海水浴シーズンは、多くの人であふれる白良浜。
なかなか気軽に近付くことができないけれど、あの砂の感触がふと恋しくなる。
冬が来たら、また白良浜を訪れよう。
大きな砂場セットと、足ふき用のタオルと、(粉砂糖付きではない)ドーナツを持って。
私たち家族にとっては冬がシーズンの白良浜を、今年もまた満喫したい。

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