テレワーカー集いの場

TETAU

TETAUがテレワークの推進事業を行う3つの理由

最近、TETAUってテレワークを推進するチームでしょ?と言われることが多くなりました。
もちろん、テレワークもTETAUの大事な事業の1つです。

TETAUは「課題解決型のクリエイティブ」を生み出す専門家が集まるチーム。
新規事業開発・新商品開発のサポートやプロモーション戦略のご支援を行うことを収益とし、
得た利益を使って「地域課題」を解決するための活動を行っています。

そんなTETAUがなぜ、テレワークの事業を行うのかというと、3つの理由があります。
ご興味をもってくださると嬉しいです。

人口減少が経済活動を縮小させる!?

日本はこれまでに経験したことのない人口減少と高齢化の時代を迎えています。
世界でどこも経験したことのない状態になります。

ここ和歌山県も例外ではなく、むしろ全国平均値より早い数値で減少を続けています。
現在和歌山県の人口は91万人ほど。
24年連続しており、年間の現象は幅は毎年拡大しています。
毎年1万2千人ずつ減っているのです。

人口減少や少子化が起こると、様々な影響を受けることになります。
市場の縮小、経済成長の低下、労働力の減少、社会保証の崩壊、伝統的な行事などの消滅、、、

残念なことにこの人口減少は解消することはできません。
人口減少の影響は免れることはできないのです。

TETAUがテレワークを行う理由として最も大きな理由は「人口減少による労働力低下に対してできることはなんだろうか」という問いにたいしての答えの1つです。

2018年から行っているテレワーカー養成研修&集いの場。2020年度で3期目を迎える。2020年度は9月から開始予定。

産業が成り立てば地域を維持することができる?

決して免れることができない人口減少。
それに対してできることは何か、それはわたしたちは「産業の向上」「生産性の向上」だと考えます。

人口が50%低下しても、生産性を50%以上高めることができれば、より豊かな社会は目指せるかもしれない。
ちょっと乱暴な論理ですが、簡単に言うとそんなふうに考えています。

「人口が減少しても、生産性を高めるにはどうしたらいいのか」

TETAUが出した答えのひとつが「テレワーク」。

テレワーカー集いの場
実践的な内容をわきあいあいと進めるテレワーカー集いの場(会場は田辺市・高垣工務店提供シリコンバー)

【理由1】これまで働くことを諦めざるをえなかった人たちが生き生きと働く

育児・介護・療養・障害などで働くことを諦めていた人が、生活の一部でも働けるようになること。
そのことで、収入が改善することはもちろん、社会との関わりを適切に持つことで、社会保障費の軽減にもつながると考えています。

そしてこれまでの仕事の方法ではなく「その人が最も力を発揮できる仕事の仕方を見つける(仕事の最適化)」を行うことで、これまでは「うまく働けない」と思っていた人たちが、思いもよらなかった成果をあげるイノベーションを起こそうと考えています。

「個人化」の時代です。これまでマッチングが難しかったニュアンス部分でのマッチングも、ICTの力を利用して可能になるということが、私たちにもみえるようになってきました。
わたしたちは「その人らしい」が最も生かされる仕事の方法を生み出していきたいと考えています。

紀伊民報さんにテレワークフェアの記事掲載
今回のコロナウィルス感染拡大でもテレワークの活動は注目されました。

【理由2】創業する人たちの復業・副業に。

地域には社会的な意義をもったビジネス(ソーシャルビジネス)が不可欠です。
単純に事業を大きくしていくというだけでなく、事業性と社会貢献性を兼ね備えたCSVの考え方は、田辺市が主宰する「たなべ未来創造塾」でも基本となっている考え方です。

しかしながら全ての事業がそうであるように、ソーシャルビジネスも初期の収入が不安定であることが多く見られます。
例えば、熊野古道近辺のゲストハウスの存在は、地域の観光産業を支える大切な事業ですが、1年を通して安定した宿泊客を得ることが難しかったり、天候や社会情勢の影響を受けやすいという側面があります。
それでも事業をしたい、と思っている方々にテレワークのスキルをご提供することで、事業の継続性をサポートします。

また事業は「伝える力」が不可欠です。
文章を執筆したり、SNSを使ったり、webサイトを運営したり。
そんなスキルは全てテレワークと共通しています。

テレワークを学ぶことが事業そのものにも良い影響があると考えています。

【理由3】テレワーク人材を受け入れられる土壌を作る

人口減少が進めば、売り上げはあるのに労働力不足で閉業を余儀なくされる事業が出てくると予測されています。
東京では人材を地方に送り込むための施策が少しずつ進められています。
全国的に動きが見えてきたワーケーションもその一つ。

しかしながら、地域側が受け入れられる体制がないのです。

それはオンラインミーティングができればいい、ICTのスキルがあればいい、というだけではありません。
やりとりを円滑にするためのコミュニケーションのスキル、そして、多様性を受け入れ、困難を乗り越えていくためのマインドもなければ、
高い意識を持った都市部の人材、地域外の人材とうまく化学反応を起こすことは難しいと感じています。

そのためには特定の人だけではなく、地域の一人一人のリテラシーや技術を上げていくことが必要だと考えています。

まとめ:TETAUは地域の人材の最適化による生産性アップを目指します。

なぜTETAUがテレワークの活動を行うのか、ご理解いただけたでしょうか。

テレワーカー推進事業から、わたしたちTETAUのメンバーになった人たちもいます。
わたしたちが地域の人材育成を行って、様々な企業や取り組みとマッチングしていける日を目指して活動しています。

大きな目標を掲げてはおりますが、ひとりひとりと向き合い、ひとりひとりの納得のいく生活に目を向けながら、テレワーク推進の事業を行っていきたいと考えています。

<2020年度の活動内容>
7月21日(火)和歌山県主催わかやまテレワークフェア【和歌山会場】 登壇(TETAU森脇碌・テレワーカー1期生・2期生より数名)
7月22日(水)和歌山県主催わかやまテレワークフェア【田辺会場】 登壇(TETAU森脇碌・テレワーカー1期生・2期生より数名)
9月 テレワーカー養成講座【和歌山会場・田辺会場】
10月 テレワーカー集いの場【和歌山会場・田辺会場】
11月ごろ SMARTWORKOR MEETUP!【白浜会場】

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